2005年08月23日

「嫌韓流」を読みました

最近ヒットとなり、ネット上で話題ながら、朝日新聞とテレビには意図的に無視されている漫画「嫌韓流」を買いました。
友人の話だと一般書店の棚には並んでいないようだったので、いつも通りbk1で購入。

内容は、平均的日本人のように自虐史観を持っていた主人公が、2002年サッカーW杯の際の偏向報道と(自分は今でも共催になったことを腹立たしく思っていますが)、祖父の併合中の朝鮮での体験談をきっかけに、日本でよく報道されている日韓の歴史に疑問を持ち、歴史的事実を調査していくうちに自虐史観から抜け出していくというお話になっています。
そのわりには主人公が大学に入学して入ったサークルで、わずか1週間の準備期間を与えられただけで、そのサークルと反日プロ市民とのディベートに勝ってしまうというのはちょっと出来過ぎのような気がします(笑)が、まあそこは漫画ですから。

取り上げられているのは、戦後賠償、朝鮮併合、ウリナラ起源、日本マスコミの反日捏造報道、在日問題、外国人参政権、教科書検定問題、竹島問題などなど。やはり最近日韓(ときに日中)で取り沙汰されることの多い事柄を扱っています。
個人的には、親日派のための弁明親日派のための弁明2を読んでいましたし、マスコミの偏向捏造報道も各ブログや2ちゃんねるで情報を日々得ているのでそれほど驚きはない内容でした。
ただ、取り上げたどの内容もよくまとまっていて、普段日韓関係をあまり意識していない人達への啓蒙としては非常に適しているのではないかと思います。もしかしたら韓国に興味がなかったり、「韓流」という電通の仕掛けたブームに乗っている人達にとっては劇薬かもしれません。
とりあえず実家の両親に貸してきたので、どんな反応が返ってくるか楽しみにしています(笑)。

個々の内容については、嫌韓流の書評を見たり、実際に買ってみて確認された方が良いでしょう。

そして終章の、真の日韓関係を築くため、韓国は被害者意識を改め、日本は無関心を改めて、対等な立場で対話をしていかなければならないという結論には身につまされてしまいました。
私自身、2002W杯以前から韓国はそんなに好きではありませんでしたが、共催が決まったこと(というか無理矢理共催に仕立て上げられたのですが)、それにW杯決勝トーナメントでの韓国国民の非常識な振る舞いを見て、完全に韓国が嫌いになりました。

しかし、そういった事象だけを見て彼の国を無視、軽蔑するのは簡単だけれども、決して賢い選択ではないことを教えてもらったように思います。
すぐに気持ちを切り替えることはできませんが、これからは韓国が日本にちょっかいを出してきても、そのことで感情を左右させずにその裏にある真意を読みとっていければいいなと思っています。
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2005年08月22日

いまさら京極 その2

以前、積んでいた京極夏彦を読み始めているというエントリーを書きましたが、ようやく読み終わりました!
絡新婦の理」と「塗仏の宴 宴の支度」「塗仏の宴 宴の始末」の上下巻です。前に書いたのが6月28日ですから、読み終わるのに2ヶ月以上かかった計算になりますね(^^;
途中、1週間ほど海外に行っていたとはいえ、さすがに読むのが遅いのではないかと反省してみたり…

そして簡単な感想です。
「絡新婦の理」は、一見関係のない2つの事件が時を追うごとに加速しつつ一点に収束――犯人の元へと――していく様が非常に面白かったです。
1つの殺人事件が縦糸、もう1つの殺人事件が横糸となって、1枚の大きな織物を織り上げるかのような緻密な構成。「魍魎の匣」で見せたような終幕のカタルシスが存分に味わえました。読み終えた後、冒頭の「ああ、貴女が蜘蛛だったのですね」という箇所を何度も何度も読み直して余韻に浸る。これもきっと作者の狙い通りなんだろうなと思いつつも、喜んでそれを受け入れました。

「塗仏の宴」の上下巻は、「絡新婦の理」よりも更に複雑になって、複数の組織がある土地を目指して争い、そこにいつもの登場人物が巻き込まれるという感じで話が進みます。
上巻の「宴の支度」では、某小説家(笑)が殺人容疑をかけられて拘束され、それぞれの組織の思惑が複雑に絡み合い、伏線が張り巡らされ、これから一体どうなるんだろうという期待感で一杯になりました。
下巻の「宴の始末」では、当然、上巻の伏線がどんどん繋がって…いくはずなのですが……
あまりにボリュームが大きかったせいか、伏線を消化しきれずに終わってしまい、しかもオチが納得いかないというか平凡というか期待はずれというか……上巻で期待を高めていただけに終幕あたりのガッカリ感が増してしまいました。
ミステリーはやっぱりクライマックスで人死にが出ないとなぁ、しかもたっぷり。と思わずにいられません。


今は、ヘレン・ミアーズ著「アメリカの鏡・日本」を読み始めています。(最近はあまり小説を買わないです)
終戦直後、アメリカの占領下に来日した著者が、帰国後の1948年にアメリカの行動が正しかったのか?という視点で書いた本です。まだ1章しか読んでいませんが、この先どんなエピソードや主張が出てくるのか興味深いです。
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2005年06月28日

いまさら京極

2年ほど前に買った「絡新婦の理」を今更読み始めています。
文庫版が出てしばらくして買ったのですが、ちょっとだけ読んであとは部屋の片隅に積んだままだったのです。

どちらかというと、睡眠導入剤代わりになってしまっている現状ですが、何とか330頁まで読み進みました。1374頁まであるので、ようやく4分の1読み終わったことになります。普通の文庫版小説であれば、4冊分になるくらいの分量ですね。さすが京極です。

いつ読了するか全然わかりませんが、読み終わったら簡単に感想を書いてみようかと思う次第です。

この他にも積んでいる本はいろいろとあるので早めに読まないと。読みたい本を買うのに躊躇するか、どんどん溜まっていく一方になってしまふ。
サッカーブログになりつつある現状を少しでも改善したいと思ったり思わなかったり…
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2005年06月18日

ネコソギラジカル(中) 読了

ネコソギラジカル(中)」を読み終わりました。
物語的には、「ネコソギラジカル(上)」からの続きの部分が(当然ながら)ほとんどを占めていました。主人公である戯言遣い「いーくん」と、「いーくん」を敵と認識している西東天(生きているうちに世界の終わりを見たいがために世界を終わらせようとしている人物)との争いがメインです。ただ、そのストーリーが面白かったというとそうでもなし。どちらかというと肩透かしというか期待外れというか。

文章的にも、なんというか密度が薄いというか淡泊すぎるとかそんな印象を受けました。


この戯言シリーズは、流行している漫画・アニメのいろいろな要素を取り入れてミステリー風味に仕上げたものだと思っています。
超人的な能力を持つ異能殺人集団が次々と敵として或いは味方として登場するあたりはすごく少年漫画的要素ですし、「いーくん」の味方がほとんど女性でそれぞれに強烈かつ他のキャラと重ならない個性が割り当てられているあたりも、最近の萌え漫画やギャルゲ的な要素満載です。
そして、戯言遣いという「言葉」を武器とする人物を主人公に据えることによって、類義語・同音異義語などを繰り返し使うことができ、人物の容姿・言動・行動の印象を強烈にすることに成功しています。漫画・アニメ等では登場人物の要素をデフォルメすることによって個々のキャラクターを際だたせていますが、これと同じことを文章のみで行っていると言えます。

前置きがちょっと長くなりました。
さて、こういった要素を持った作品が行き着く先は何かというと、登場人物のインフレです。
少年漫画では、特にいわゆるジャンプ的作品では連載が長くなるにつれて敵の数が増え味方の数が増え、敵の能力は有り得ないほどに大きくなっていき、それにつれて主人公と味方の能力も上がっていきます。
萌え漫画等では、女性キャラの増加とそれに伴う属性(性格・外見)の増加がよく見られます。ただ、1つの作品で増えるということはあまりなく、同作者の次の作品で増加とか、同雑誌の次の企画で増加といったように、一度ヒットしたら次は手を広げてといった感があります。

そして、戯言シリーズもこれらと同じ道を辿っています。
1巻目の「クビキリサイクル」では、絶海の孤島の女性オーナーが天才・異能と自他共に認める人物達を島に招き、そこで起こる殺人事件をミステリー仕立てにしています。この時の主な登場人物は10人くらいだったでしょうか。
そして、巻数が進むにつれて段々と登場人物も増えていきます。ある巻だけに登場して出てこなくなった人物も含めると40人以上はいるのではないでしょうか。人物が増えるだけであればそれほど問題はないのですが、その能力も人間離れしたものから怪物じみたものへとインフレしていきます。

その結果なにが起こるかというと、人物一人一人の希薄化です。
人物が増える、能力も絶大、言動も異様、となるとなるべく文章を割いてその人物を際だたせ、様々な魅力をそこに描かなければいけません。しかし、当然ながら、小説には文章量に限界があります。
このシリーズでは個性的で魅力的な人物、いわゆるキャラが立った人物を敵味方問わずによく殺します。これによってキャラの希薄化がある程度緩められていますが、それでも十分ではありません。減る人数より増える人数が多いからです。
こういった場合に人物一人一人の希薄化を抑えるためには、ストーリーの進捗を遅くして場面の転換を少なくするしかありません。幕間のような些細な場面は削り、大きな舞台のような場面で一気にストーリーを進めてしまうのが効果的です。
これを行えばもちろん物語性が犠牲になります。しかし他に手立てはありません。

サイコロジカル(下)」あたりから勢いが落ちている、もっというとつまらなくなっているのは、上記が原因なのではないかと考えています。

もし、もしも西尾維新が登場人物のインフレまで考慮に入れて戯言シリーズを書いているのであれば、両手をあげて降参するしかありません。つまり、登場人物のインフレを意識的に起こして、モチーフにした作品達へのオマージュとして、インフレしていく様すらオマージュとしていたとしたなら、もう白旗を揚げるしかありません。
このために戯言シリーズを書いていたというのであれば、何も言うことはありません。驚嘆し感心して、感動すら覚えてしまうでしょう。

ネコソギラジカル(中)は、最後の最後でいよいよラストに向かい始めましたが、ネコソギラジカル(下)で、物語的に文章的にどんな締め方を見せてくれるのか期待半分不安半分です。
posted by plop at 16:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月13日

ネコソギラジカル(中)

西尾維新の最新刊「ネコソギラジカル(中)」がbk1から昨日届きました。
戯言シリーズの最新刊でもあります。

友人から薦められて戯言シリーズの1巻目にあたる「クビキリサイクル」から読んでいますが、5巻目の「サイコロジカル(下)」あたりからだんだんとパワーというか勢いが落ちているような感じを受けています。
とはいえ、買ったんですけどね。

まあ、まずは読んでみないことには何とも言えませんからね。もしかすると、今回は文章的にも物語的にもすっごく面白いかもしれないですし。
というわけで、読み終えたら改めて詳しく感想を書きたいと思います。

(追記:6/18 読了しました。感想はこちら)
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2005年05月03日

OURSが変わってた

この10年くらい、ずっと買っている漫画雑誌がありまして。
それは、少年画報社のヤングキングOURSなんですが、昨日買いに行ったらいつもの薄い漫画雑誌の棚に無い。あれ?どこにあるやら、と本屋の中を探し回ってみたら厚い漫画雑誌になってました。ビックリ。

おおー、ようやくここまで厚くなったか〜と感慨深く読んでみたのですが、なんか中身はそんなに濃くなっていないような気が。1本1本のページ数が少ないせいかな?珍しく、ヘルシングとトライガンとピルグリム・イェーガーと朝霧の巫女が一緒の号に載っていましたが。

んで、表紙には「ヘルシング 原作版 アニメ化決定!」の文字が(笑)。以前のアニメは黒歴史になったと公式に認められたということでよろしいでしょうか?
しかしながら、アニメ化の詳細がどこにも見つかりませんよ?見逃しているだけかしら。

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今日は実家に戻っているため、チャンピオンズリーグを生で観るのは無理っぽいです。
残念無念。
posted by plop at 21:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月15日

本を買うのはbk1で

本を買うときは、もっぱらbk1を使っています。もうかれこれ4年ほどの付き合いでしょうか。
それほどメジャーじゃないのですが、注文してから届くのが早いので重宝してます。
それに配送業者がクロネコヤマトに限定されているのもいいところ。近くに営業所があるので、不在票が入っていたら、直に取りに行ったり再配達してもらったりと都合に応じて受け取れるのが嬉しいのです。

amazonは、思ったより届くのが遅いし、毎回のように配送業者が変わるのであまり好きじゃないのです。

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posted by plop at 14:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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