2008年01月07日

「万物の尺度を求めて」

年が明けてから3日書いて3日休みとか。しょっぱなから三日坊主かいな。我ながら幸先良くないw

実は1/4に仕事始めで、途中自宅に寄ってスーツに着替えてから職場に行ったわけです。システム起動に立ち会っただけなので割とあっさり終わったのですが、帰りにまた自宅に寄った際にノートPCを忘れてしまいまして。

ネットに繋げないと死んじゃう!ってな生活を送っているため、4日夜は暇で暇で。こんなこともあろうかと、というかネットに飽きた時のために持ってきていた本で急場を凌ぎました。「万物の尺度を求めて」という本なのですが、これが思っていた以上に面白くて、3日かけて読了してしまったのです。その間、ネットの優先度は低めに推移。本末転倒であります。

万物の尺度を求めて」は、18世紀のフランスで行われたメートル法を定めるための子午線測量プロジェクトを、数々の資料を元に追いかけたドキュメントです。
フランス革命の混乱に巻き込まれつつ始まった測量は当初1年で完了する予定が7年もかかり、測量後もデータは完全に整理できないまま政治的な理由でメートル基準器を作らなければいけなかったりと、まことに波瀾万丈という感じ。

そして測量データに含まれていた致命的にも見えた誤り。
測量に参加した2人の科学者のうち、誤ったデータ(実際には誤差)を取ってしまったメシェンは苦しみながらも、そのデータを自分の手元に置いて死ぬまで誰にも見せず、これがメートルの長さを狂わせることになりました。この誤りによって現在の科学で使われている「誤差」の概念が確立されたというのも非常に興味深かったです。
メシェンの死後に、もう1人の科学者ドゥランブルがその遺稿からデータを見つけて、後年メートルに誤りがあることを認めるという意外なエピソードもあったり。なので今現在使われているメートルは、子午線の4分の1の1千万分の1より紙3枚分ほど短いんだそうです。

しかし、フランス革命の混乱が過ぎてナポレオンが皇帝になると、メートル法はフランス共通の度量衡から外されてしまいました。旧来の度量衡があまりに人々の生活に密着していたので、法律ひとつで変えるのは無理だったわけです。

徹頭徹尾波瀾万丈なメートル法ですが、今では米を含む3ヵ国以外の世界各国で標準として使われています。例え正確でなくても、地球を基準にしているということと測量プロジェクトの波瀾万丈さ故に、メートルが一種の「神話」として扱われ、それが各国で採用されるきっかけになったというのは、ある意味皮肉な話だと思いました。


というわけで、実家から返ってきたわけですが。
なにせ冷蔵庫が空なので、まずはいろいろ買い物に。ところが途中で雨が降ってきたり、野菜と果物買ったらバッグがいっぱいになって、予定の半分くらいで切り上げざるを得なくなったり。幸先悪いなあ。
あ、そうそう、レタスとキュウリの高騰っぷりはいかなることか。旬の野菜じゃないとはいえ、いつもの倍くらいになっててビックリだ。
posted by plop at 23:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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