2005年09月25日

1985年

吉崎達彦著「1985年」を読み終わりました。
吉崎さんはホームページ「溜池通信」を開設していて、そこでこの本を知りました。ちょくちょく読みに行っていて、これは面白そうだとbk1で即注文。しばらく積んだままにしてしまっていたのをこの2日で読んだのです。

今から20年前の1985年。この年は政治、経済、事件などいろいろなことが起き、振り返ると確実に日本の転換期となっていた、というのがこの本のあらましです。

私は当時小学生。パッと思い出すのは、つくば万博、日航機墜落くらい。
つくば万博は家が近かったこともあって、10回以上足を運びました。この本では、このつくば万博が現在のIT技術、ロボット技術の「はじめの一歩」になったとまとめています。今にして思えば、わけのわからんけどスゴそうな技術、何の役に立つんだかわからないロボットがたくさん展示してあったなー、あれの進化系なのかー、と感慨深いものがありました。
日航機墜落は見ようとしていたアニメが始まらず、ニュース速報が始まったのを憶えています。

その他、この本を読んで思い出したことがいくつもありました。
スーパーマリオが発売されたっけなー。ドリフが終わったのもこの年だったか。そういや阪神が優勝したし、「美味しんぼ」がヒットしてアニメ化云々いっていたような。

そして当時小学生だった自分には分からなかった政治経済。
プラザ合意があって、その後円高が進み、わずか3年で1ドル=240円から、今と同じくらいのレートの1ドル=120円になりました。その頃は「円高」と言われてもイマイチ意味がわからなかったのですが(安くなってんのに)、なるほど確かに日本経済の転換期でした。
それから米ソ首脳会談でレーガン大統領とゴルバチョフ書記長が会談して、その後のドイツ統一からソ連崩壊への端緒となったというのは、感慨深いものがあります。冷戦構造というのは、あって当たり前でそれが壊れるとは思っていませんでしたから。

ページ毎に20年前の懐かしいことを思い出し、あるいは当時聞いても分からなかったことの解説に頷いていました。
ただ、驚いたのは1985年の経済白書に、2000年以降の高齢化社会の到来とそれに呼応して年金の保険料増額が避けられないと予想されていたことでした。
まあ、経済白書ではその後の少子化までは予想できず、現在のような年金制度の崩壊が懸念される事態になるとは思わなかったのでしょうが……なんというか、予想していたんだったら早めになんとかしとけよと。


20年前を振り返ることができるのは、30歳以上の特権です(笑)。
「1985年」は過去を振り返るのには最適なテキストだと思いますので、30歳以上の方に是非お薦めします。
posted by plop at 20:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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