2007年06月26日

「本当はヤバイ!韓国経済」

今日はETC取り付けてもらってきました。この前のノボリがふっ飛んでった店で(笑)。諸々費用込みで15,800円なら、まあまあかと。どうせ経費に計上しちゃいますし。
早速、帰り1区間だけETC使ってみましたが、なるほどちょっと恐いけどこれは便利なもんですね。あとでETC割引情報を良く読んでおこうっと。

そしてG対策ですが、実家に寄ったら市販のホウサン団子を買いすぎて余らせてるから持ってくか?とのこと。もちろんありがたく頂戴して参りました。パッケージには「手作り風半生タイプ」の文字が。
???
G相手に手作りとか半生とか関係あるのでせうか(笑)。
とりあえず台所を中心に8ヶ所配備してみました。もし既に侵入されていた場合は、これで何とかなると思うのですが。

さて、ここからが今日の本題。

またも久しくサボっていた読書感想文です。今回は現在、絶賛崩壊カウントダウン中の韓国経済についての本なので、早々に感想を書いてしまおうという次第。時事ネタはすぐに風化してしまいますし。

本当はヤバイ!韓国経済は、2ちゃんねるの分析(韓国経済スレまとめサイト)から生まれたという異色な本。著者は、三橋貴明氏。おそらくというかもちろんというか、十中八九ペンネームでしょうね。

内容は、韓国銀行発表の国際収支を使ってここ数年の韓国経済の経過を詳細に分析し、韓国の新聞記事等を引用・分析してその原因に迫るというもの。
まず、現在の韓国がどのような悪循環に嵌り込んでいるのか、ズバリ図を示しています。曰く、

 輸出企業不振→経常収支赤字化→国内の資金不足
 →短期外債急増→資本収支黒字増加→ウォン高→輸出企業不振(繰り返し)


とのこと。 ん?どうしてこれが悪循環になるの?黒字もあるじゃん。
と思ったところで、国際収支表の各項目と数字の意味を丁寧に解説してくれているので、じっくりと読めばマクロ経済がわからないという人でも読み解けるようになっている親切設計です。
そして各項目の数値の推移を、韓国の各種新聞報道によって読み解いていく様は、かなりの説得力があります。

読み進んでいくほどに今の韓国経済が、進むも地獄退くも地獄、な状況になっているということがわかり、こんな国が隣にある不運を嘆いてしまいます。政府と中央銀行が取りうる金融政策のどれを採っても崩壊に向かって加速するしかなく、最善の方策は何もしないことというのが今の有様です。
それもその原因が他ならぬ韓国自身の、1997年の通貨危機以降の企業努力の取り組みの弱さ、政府の金融政策の失敗、金大中と盧武鉉の2代続いた左翼政権による教育の崩壊などによるものだというのが泣くに泣けません。(せめて「アメリカが…」とかいう陰謀論が現実だったらまだ救いがあるのですが)
その結果、ある程度金があり将来を悲観できる韓国人は韓国から脱出し、楽観する人は海外旅行で散在するという更なる国内空洞化を促進しています。そして既に金がない人は極貧生活に転落。まるで木が立枯れて中から腐っていくような……

そして外国の投資ファンドいわゆるハゲタカファンドが、1997年の通貨危機の際にいかに韓国経済に深く食い込み、そしてどのようにして収益を上げているか。更に、最近の経済状況の悪化によってどうやって急速に資金を吸い上げていくかという予想シナリオを提示しています。
読めば読むほど、投資ファンドの狡猾さと忍耐力の強さに驚きます。
まあ、元はと言えば韓国が隙を見せた(通貨危機を招いてしまった)のがいけないんですが。
# どうして通貨危機を招いてしまったかは、韓国人が分析したコラム
# 韓国の声:韓国経済の破綻とIMFをどうぞ。
# 基本的にやってること昔も今も変わってないッスよ……

最後には、日本の報道を例にしてメディアリテラシーについても触れられています。
ちょうど昨日、財務省から発表された2006年末時点の「国の借金」の記事が出ました。
 国と地方の借金の合計、初めて1000兆円超…06年度末
 財務省が25日発表した2006年度末の国債や借入金などを合わせた国の借金(債務)の残高は前年度より0・8%増えて834兆3786億円と過去最高に達した。
Click here to find out more!

 地方の債務残高と合わせると約1001兆円となり、初めて1000兆円を超えた。

 国は06年度の税収見込みの約49兆円に対し、約17倍の借金を背負っている計算になる。赤ちゃんも含めた国民1人あたりの借金残高は、国だけで653万円、国と地方を合わせると783万円になる。06年度末の地方自治体全体の債務残高は約201兆円となる見通し。国と地方の債務残高を加え、そこから交付税特別会計の国・地方重複分(約34兆円)を差し引くと約1001兆円となる。
(2007年6月25日22時2分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070625it12.htm

これがまさに例になってます。
マスコミでは「借金」しか報道しませんが、国が持っている「資産」については一切言及がありません。実は日本が国として持っている資産は500兆円ほど。差し引き330兆円ほどが本当の「借金」となり、これは他の先進国とほぼ同じになります。
毎年毎年、大騒ぎするマスコミに対してはお疲れさんとしか言いようがありません。まあ、自分は前から知っていたことなので驚かなかったのですが、マスコミが敢えて報道しない事実こそが一番危険なのだと改めて思った次第。
それと、収入の17倍の借金ってもねぇ。実際の借金330兆円÷収入49兆円だと6.7倍程度ですけど? 年収500万円の人が借金して4000万円の家を購入する方が不健全に思えてくる数字ですwww
「国民一人当たり」とかいうレトリックも危険ですね。収入が国民全員同額なら意味のある数字だと思いますがねwww


というわけで、韓国とか中国に興味はあるけど経済ってなんだか難しそう……という方や、国際経済ってのに興味がある方には、国際経済・マクロ経済の入門書として。そしてもちろん韓国崩壊をより楽しみたいという方(自分はこれが買った理由w)にお薦めな1冊です。
さっきも書きましたが、国際収支の説明が非常に丁寧で、しかもかなり悪い状態の韓国とかなり良い状態の日本との比較もしてくれているので、とても実感が持てるわかりやすい作りになっています。
更に、実は日本ってバブルの精算が終わって、ものすごく経済的に安定してきてるんだと、しっかり成長もしているんだと感じさせてくれます。

ただ一つ気になったのは、現地韓国でのインタビュー等がなく、日本で得られる情報の分析だけなので、状況証拠だけじゃないかという懸念が完全に消せないところでしょうか。
ま、現地で情報を得るのは著者の限界もありますし、そういった仕事は日本政府や進出している商社や金融機関がやるべきことのはず。いずれそういった情報がこの本の裏付けとして出てくるかもしれません。
それに新聞報道からその国の内情を分析するというのは、どの国のスパイもやっていることで、分析の仕方によってはかなりの確度の情報が得られますから心配のしすぎかもしれません。

もし買うなら韓国経済が崩壊する前にどうぞ(笑)
posted by plop at 23:59| Comment(0) | TrackBack(1) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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本当はヤバイ!韓国経済―迫り来る通貨危機再来の恐怖
Excerpt: 韓国経済が危険な状態にあるのは、解ったが。アメリカの会社が資産を持ってる限りつぶすまで追い込むのかどうかな。一時期ワロス曲線とかが言われてるときがあったが今はどうなんでしょうか。円キャリーという、低金..
Weblog: 義勇:日々多読
Tracked: 2007-11-14 20:53
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