2006年11月19日

韓国経済、引き金は引かれたのか

今年2月にドル=ウォン為替相場が織りなすワロス曲線wウォッチしてました。
が、3月に入って忙しくなったり(初めての確定申告で)、その後綺麗なワロス曲線が出てこなかったりで、ウォッチから遠ざかりしばらくは気にもとめずにいたのです。

まあでも10月の北朝鮮核実験を契機にまたウォッチを再開したのですよ。
もちろん、政治経済外交に幅広くグダグダ感漂う韓国だけに、またも面白い為替相場が形成されるんじゃないかと思いまして(笑)。我ながら悪趣味ですが。

さて復習ということで、まずはここ1年のドル=ウォン相場の様子から。Yahoo!ファイナンスのキャプチャ画像です。
USDKRW_1y.jpg(クリックすると別窓拡大)
こうして見てみると、1年で1ドルあたり100ウォンも下がってるんですねぇ。こりゃ輸出産業は大変です(棒読み
んで、ちょうどウォッチしていた頃は韓銀の介入があって1ドル=960ウォンあたりで推移していました。(960ウォン キター! とか騒いでた頃が懐かしい…)
その後、4月から5月にかけて一旦1ドル=940ウォンまで下がり、その後また1ドル=960ウォンに戻してます。
そして10月末くらいからまたまた下げ始めました。ちなみに先週は一時1ドル=930ウォンを割る場面もあったりw さすがに介入があって、今はちょっと戻してますが。

このウォン高、地政学リスクやら海外での苦戦やら内需が伸びないやらいろいろと複合的な原因があるのでしょうが、どうも一番の原因は盧武鉉大統領の政策が不安定すぎて、というか今までも不安定だったのが北朝鮮の核実験から揺れ続けるヤジロベエのように更に不安定になって、信頼感が揺らぎ過ぎてるからなんじゃないかと思う次第で。

この政権への不信感から、ブルームバーグから「韓国は日本の『失われた10年』を追いかけている」と見放されつつあるように、外資が逃げ出しにかかっているわけです。
ところが、韓国政府は外資を引き留めるどころか追い出しにかかる始末(笑)。つい先日、米の投資ファンド、ローンスターが韓国外換銀行を買収した際に不正があったとして経営陣(米国人)の逮捕状を取ってしまいました。裁判所が2回も却下していたことから見て、不正があったとは到底思えないのですが。さすが韓国。他の国とは違うことをやってくれますw 痺れないし憧れもしませんがw
もちろん、ローンスターの反応は「もう韓国に投資しない」になるわけで、他の投資ファンドもそれに追随して逃げ足を早めるでしょうねぇ……
経済がかなりヤバイ具合になっているのに、しかも国内需要だけじゃ経済が回らない構造になってるのに、よくもまあこんなことが出来るもんです。

そして先週金曜日に出た不動産取引の総量規制。これ、日本のバブル崩壊の引き金を引いたと言われる政策と同じなんですよ。ビックリすることに。
詳しくは、野村證券の「平成景気」の解説や社会経済研究所のバブル以降の経済変動を読んでもらうとして、日本がバブル崩壊に至った流れとして、

○1985年プラザ合意を受けて、政府が円高に誘導(介入)
→為替差損を避けるため資金が国内に還流し、地価や株価が上昇
→上昇する地価を抑えるため、大蔵省が不動産融資の総量規制を実施
→融資額の減少によって地価と株価が急落


と、簡単にまとめるとこんな感じになるようです。これが1986年から1991年にかけて起こったわけですね。(当時は中学生〜高校生だったから何が起こってたかわからんかったなぁ…と感慨に耽ってしまったり)

さて、最近の韓国経済ですが、日本が5年間かけてバブル崩壊に達してしまったのを見ていたはずなのに、それを駆け足で踏襲しているのだから驚きです。
いや日本とは違って株価が急上昇しているわけじゃないのですが、不動産取引はウォン高が進むにつれて活発になり、最近の不動産は盧武鉉政権になってからの3年で2倍になってるところもあるとか。

そこで前述の総量規制と相成ったわけです。しかし、これはバブル崩壊の引き金としてしか機能しないのは日本が身を持って示した通り。これで韓国経済は終了…

となるはずが、最新のニュースでは総量規制を取り止めるってことになったみたいですwww さすが盧武鉉政権。グダグダさでは他の追随を許しませんね(笑)。もしかしたら現在開催中のAPECの席上で周囲から「やめとけ」と言われたのかも。
まだこのニュースは日本語に訳されてないみたいですが。(追記11/20 9:30 記事の日本語訳が出ました

さてさて、これで明日のドル=ウォン相場&株式相場がどうなるかが更に楽しみになってきたわけです。わくわく。
総量規制を出して即引っ込めて、なんてことをやったので市場の政権に対する信頼感はゼロになったと見ていいでしょう。そこでどんな投資家がどんな取引をするのか。外資の機関投資家、韓国国内の機関投資家、韓銀、そしてその他の有象無象。それぞれの思惑と資金量によっては、韓国経済はより大きな荒波に巻き込まれそうです。

ウォッチされる方用 Yahoo!のチャートはこちら。
USDKRW KOSPI
リアルタイムで見たい方にはこちらをお薦め。
posted by plop at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/27835232

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。