2008年11月23日

J1 第32節

いよいよ佳境のJ1。残り3試合で優勝争い6チーム、降格争い7チームと、未だ混戦模様のままで最終盤を迎えようとしています。

今日は、大分vs鹿島を生中継で、京都vs名古屋の録画放送をネットしながら観戦。あとはJリーグタイムのダイジェストを見ての短評です。

大分 0−1 鹿島
 大分は得意のホームで痛恨の敗戦。前半から鹿島の素早いチェックに苦しみ、チャンスらしいチャンスを作ることができませんでした。後半、先制されてからは引き気味になった鹿島を攻めあぐねてしまいます。
 怪我から復帰した家長が76分に交代で入ってから、ようやく中盤から崩せるようになりましたが、80分過ぎにあった唯一のビッグチャンスを決められず、完封負け。これで首位鹿島との勝ち点差は5となり、逆転優勝はかなり難しくなりました。

 鹿島は大分の3バックを攻略すべく、2トップがサイドに開いて、空いた中央に2列目の本山・野沢が走り込むプレーを選択。それがうまく行かない時はボールサイドに偏る大分の守備戦術を逆手にとって、大きなサイドチェンジでSBのオーバーラップを使って一気に敵陣深く攻め入ります。守備では大分得意のカウンターを防ぐために、ボールを奪われた後はカウンターの基点となる所へ必ず誰かがチェックしに行くよう気を配っていました。これが当たって、55分に先制するまで大分にほとんどチャンスを作らせることなく、また前半は何度かビッグチャンスを作ります。
 先制してからは、DFの4人と中盤の4人がそれぞれラインを作ってスペースを作らないようにし、ボールを奪うと2トップをロングパスで走らせてカウンターを狙います。前線からの守備も衰えることなく、ウェズレイに決められそうになった場面もGK曽ヶ端とSB内田の身体を張った守備でなんとか食い止めます。85分過ぎからは相手コーナー付近で時間を稼ぎ、ロスタイムの5分もなんとか守りきって大きな勝ち点3を得ました。

 この試合、鹿島の攻撃力と大分の守備力どちらが上回るかというのがポイントでしたが、中盤の構成力で鹿島が二枚ほど上手でした。攻守の切り替えの早さ、前線とDFラインとの連携、どちらも大分は足りていませんでした。特に大分が攻撃に移った時にそれが顕著で、0−1の状況でもDFラインでパスを回す場面が出るくらい(家長が入ったことで解消)。
 鹿島は一時の不調から抜け出したような一戦でした。特に相手のパスの受け手に対するチェックの早さ、ルーズボールへの反応の早さが目立ちました。この調子が続けばいいのですが。

京都 2−3 名古屋
 京都は、拙い守備から前半のうちに2失点。後半に入って柳沢が2ゴールを上げて追い付きましたが、長い長い7分ものロスタイム中に力尽きて敗戦。また順位を12位に下げ、16位東京Vとの勝ち点差は3に。
 名古屋は前半のうちにマギヌンが2ゴール。リードを広げて理想的な展開でしたが、その後気の緩みが出て追い付かれてしまう最悪の展開。前半と後半では別チームになってしまいました。ロスタイムのPKを決めて、なんとか勝ち点3を得ましたが、今のところマギヌンが全力を出せる前半だけのチームになっているようです。これで勝ち点55の2位。首位鹿島との差は2。
 この試合、主審の一貫しない判定基準でかなり荒れた試合になり、その上結果まで変わってしまったのは残念としかいいようがありません。名古屋は有りもしないファールを何度も取られて、異議だけで警告3枚。玉田は次節出場停止です。京都はロスタイムを7分も取られた挙げ句、最後は有りもしないファールでPKを取られて敗戦。あれをファール取られたらDFは何も出来ないよ、ってなプレーだっただけに、結果的にPKを与えてしまった増嶋には同情します。

川崎 4−0 G大阪
 川崎は前半から攻勢に出ますが、FW同士の呼吸がいまいち合わず決定的なチャンスをなかなか作れません。しかし、43分に鄭大世がCKからヘディングシュートを叩き込むと、試合の流れは一気に川崎へ。48分、53分と後半開始直後に立て続けに得点し、70分にも駄目押しの1点。3位に浮上し、鹿島との勝ち点差は3となりました。
 G大阪は、遠藤と二川の中盤の要である二人を欠いたのが全てでした。前半終了間際までは良く粘ったのですが、先制点を取られてからは崩れに崩れて完敗を喫しました。順位は9位まで落ち、残る目標は天皇杯のみです。

浦和 1−2 清水
 浦和が痛恨の敗戦。先制され、後半に闘莉王の見事なゴールで追い付いたものの、一瞬の気の緩みから失点してしまいました。試合毎に、ポジションをコロコロと変えていることが、チーム全体の粘りを無くしているような感じです。4位に順位を落とし、鹿島との勝ち点差は4。
 清水は、21分に枝村の華麗なゴールで先制すると、同点にされた後の82分に交代出場の矢島のゴールで勝ち越し。常に先手を取る姿勢が戻ってきた感じでしょうか。浦和の攻撃力を封じ込めた守備もお見事。とはいえ、残る目標は天皇杯だけですが。

神戸 1−1 FC東京
 神戸は前半、中盤を制してFC東京に攻めの形を作らせません。15分には先制していい形で試合を進めます。後半、FC東京の攻撃を受け止めてからカウンターを仕掛けますが決めきれず。逆に83分に失点してドローに持ち込まれてしまいました。しかし、これでG大阪を抜いて8位へ。
 FC東京は、前節G大阪を打ちのめした攻撃が機能せず、80分過ぎまでリードされるという苦しい展開。なんとかカボレが得点を決めてドローにはしましたが、勝ち点3が欲しかったチームにとっては痛恨のドローになってしまいました。勝ち点52の6位、優勝の可能性は限りなくゼロに近いところへ。

磐田 3−3 柏
 磐田は前半に1点、54分にも追加点を上げて2−0としますが、そこから3失点でひっくり返されるという最悪の展開。ロスタイムにCKからカレン・ロバートが頭で決めてなんとか引き分けることができましたが、チーム状態としてはあまり良いとは言えないでしょう。東京Vと同じく勝ち点37で15位のまま。次節は鹿島との対戦になります。
 柏は、気の抜けたような守備で2失点。しかし、ここからフランサがいない時の全員攻撃全員守備なサッカーが炸裂して試合をひっくり返します。が、最後の最後に、マークが二人付きながらカレン・ロバートに決められるという拙い守備を見せてしまいドロー。やはり中位ゆえの気の緩みでしょうか。勝ち点43で10位。残留は決定したも同然です。

新潟 2−2 大宮
 新潟は調子の戻ってきたアレッサンドロが、先制のPKと追い付かれた直後に突き放す2点目を決めました。が、このゴールの際にユニフォームを脱いでしまって2枚目の警告を受けて退場。10人になっては今の新潟に耐えることはできず、87分に同点に追い付かれてドロー。勝ち点39、順位は14位のまま。
 大宮は先制され、53分にPKで追い付くも3分後にまた勝ち越される苦しい展開。ただ、相手が10人になったことが幸いしました。87分に、先制のPKを与えてしまったCBレアンドロがゴール前に上がり乾坤一擲のヘディングシュート。これが決まって、貴重な勝ち点1を得ました。勝ち点39、順位は13位のまま。

東京V 1−1 札幌
 東京Vはディエゴを欠いている影響が大きく、なんと札幌に先制されるという苦しい展開。41分に大黒が相手の拙い守備を突いて同点としますが、その後が続かずドローに。勝ち点37、順位は16位のまま。
 札幌は連敗を9で止め、23節(8/27)以来の勝ち点を得ました。良かったねぇ……この後は、2位名古屋、首位鹿島との対戦が残ってますから、今期最後の勝ち点になるかもしれません。

千葉 0−3 横浜M
 千葉は54分に先制点を奪われると、攻守のバランスを崩してしまい8分間に3失点。ここ1ヶ月半勝ちがなく、順位も17位にまで落ちてしまった焦りが感じられます。ここから這い上がることができるのか……幸運なことに、残るは清水とFC東京の中位2チーム。モチベーション次第でしょうか。勝ち点35、東京Vとは勝ち点差2に開きました。
 横浜Mは後半早いうちに3得点を決めて快勝。中澤の欠場を感じさせない完封勝利でした。前節京都に完敗した分、帳尻を合わせた格好です。勝ち点42の11位。降格はもうないでしょう。
posted by plop at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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