2008年08月20日

なんだかんだで五輪を見てしまうわけで

始まる前までは、「どうせ中国の国威高揚にしか使われねー」とか「選手や関係者に累が及ばないくらいのデモやテロが起これば色んな意味で楽しいのに。北京で」とか「せっかくだから、開催期間中に靖国参拝すれば面白いのにw」とか思ってたわけですが、いざ開催されるとフツーに競技として楽しんでいる自分がいるわけでして。

やっぱり日本人に生まれるとお祭り好きになるんですかねぇ。最近の風潮として祭り規模が小さければスルーしがちではありますが、やっぱり4年に一回ってゆー希少性が琴線に触れる感じがします。日本のお祭りでも数年に一度ってやつは例外なく盛り上がるし。見に行ったこと無いけど。
まあ要は、そんなお祭りを目にすると、普段は目に留めることもない競技も見てしまうというわけでして。

残念ながら、ここ10年くらいのNHKは日本人が出ていない競技をあまり放送してくれなくなりました(特にトラック以外の自転車とか)。とはいえ、いわゆるマイナー競技に注力している日本人選手は多く、カヌー(スラローム)やボート(ダブル)やフェンシング、ホッケーなどを見る機会に恵まれました。
カヌーって今は人工水路でやるんですね。岩がない分、安全だとは思いましたけど、なんかこー、違うなーという感は拭えません。水の流れが計算しつくされていて、難易度自由自在。でも、自然を克服してやる!的な根っこのところが忘れられてるんじゃないかなーとも思ったり。
ボートは競馬見てる感じ。漕ぎ手二人の技術体力はもちろん、呼吸と戦術が勝敗を分けるんだろうなと感じました。追い込み有利? 女子の順位決定戦しか見てないんですが。(日本勢は6位だったかな?)
フェンシングは、ちょうど銀メダルを取った太田選手の決勝戦を見てました。あと、その前の3位決定戦と、前日の女子フルーレ決勝も。ルールは剣道みたいに、「形良く、相手より先に突けばポイント」だと思ってたんですが、なんでも『攻撃権』なるものがあるらしく、後の先を取った方が有利なんじゃないかなーなんて感じを受けました。まあ、常人の目には終えないスピードなんでスローVTRがあればこその感想なんですが。(太田選手は何度も同じ形でポイントを取られて、ペースを取り戻せないままでした。残念)
ホッケーは、女子の日本vsイギリスを生視聴。サッカー:アイスホッケー=7:3みたいなルールで、スティックと野球の硬球並みに堅いボールを使っているためやたらファールの基準が厳しい印象。戦術はオフサイド無しのサッカーって感じです。むしろ、ゴール前のサークル内からシュートしないとゴールが認められないとのこと。このあたりは他と比べて独特ですね。(日本代表は、セットプレーのチャンスで点を取れず、常に先手を取られて敗戦。サッカーと同じ臭いがしました)

もちろんメジャーな競技も見てますよー。サッカーはもちろん、男子バレー、野球、ソフトボール。他に個人競技の水泳、柔道、トライアスロン、アーチェリーなど。
基本的に日本チームだけの放送なんでその感想になるんですが、チーム競技全般に言えるのは「大事な場面で攻めきれない」という面がはっきりと出ていたこと。どの競技も一緒なんで、思わず笑っちゃうくらいでしたよ。
サッカーは今までのエントリーを読んでもらえば判ってもらえると思います。
男子バレーはイタリア、ブルガリア、ベネズエラ戦の3戦を見たんですが、どの試合も判で押したように同じ展開。序盤中盤にリードを取られ、終盤にいい流れができかけたかなと思うとサーブミスで失点。ラリーポイント制になって随分経つのに、未だに弱点が克服できてないあたり根が深いですね。結局、予選の5戦を戦って0勝5敗、取ったセットが4つだけ。本戦に出るのがやっと、ってレベルから上積みがありませんでした。男子サッカーもそうですが。
野球はカナダ戦と中国戦を全部通して見たんですが、投手は良いのに打線と采配でわざわざ負けている印象。特に星野監督は、短期決戦の戦い方、つまり1得点と1失点の重みがまったく判っていない采配を見せてくれてゲンナリ。今回はペナントレースじゃないんですけどねぇ。このままだとまたメダル無しで終わりそう。
ソフトボールも今日のアメリカ戦(準決勝)を見たんですが……0−0で迎えた7回裏のサヨナラのチャンスで凡退、9回表に4点取られて終了と、ここ一番の勝負弱さが目立ちました。もし今行われている対オーストラリア戦に勝ったとしても、アメリカを打ち破るのはほぼ不可能に思えるほど。

逆に個人競技は、勝負強い人と勝負弱い人とで結果がはっきりと別れて興味深いものがあります。
勝負強い方は、例えば水泳の北島選手。2大会連続2冠を目指して見事に達成。(フェルプスにかき消され気味ですが) 例えば、女子柔道63kg級の谷本選手の鮮やかな一本勝ちでの金メダル。例えば、トライアスロン女子では入賞が目標のところ、井出選手が3位と30秒差の5位(1位とも90秒差)。などなど、プレッシャーを克服した例は(特に水泳に)結構ありました。
勝負弱い方は、柔道やレスリングで1回戦負けがあったり、陸上でことごとく予選落ちがあったり。水泳で予選落ちした選手は、レース直後のインタビューでもしっかり受け答えしていて敗因をそこそこ把握できなと感じたのですが(要は実力の差)、柔道や陸上の場合は茫然自失というか(精神的な重圧で)しっかり受け答えができない選手が多かったように思えました。そのあたりの、競技種目ごとの差も興味深いものがありますね。

気が付けば、大会もあとちょっとでおしまい。
「感動をありがとう」なんて綺麗事を言うつもりはさらさらないですし、「メダルを取らずば人間に非ず」なんて時代錯誤なことを言うつもりも毛頭ありませんから、選手達には落ち着いて今まで積み上げてきたものを発揮して貰いたいものです。あと、テロとかに巻き込まれないことも重要。今のところの被害者は、柔道の谷選手の息子さんくらいですかね?


あ、最後に。
なにやら開会式で口パク使ったりCG使ったりしたことがバレた一件で、中国国民はもとより国を逃れた華僑も怒り心頭な模様です。他の国からすれば、「さすが中華クオリティw」と笑い飛ばすところ(無論、自分も)ですが、当事者である中国人はそうもいかず、国の恥だと喚いている模様。こりゃ閉会式後が楽しみw
詳しくは日経BPの遠藤誉氏の記事をどうぞ。無料会員登録が必要かも。
posted by plop at 19:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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