2008年12月31日

年末のご挨拶

とうとう2008年も大晦日ですね。

経済は大混乱(個人的には2007年夏からよく1年持ったなぁ、とは思いますが)、それに引きずられて政治も混乱、国際的な軍事バランスも大きく様変わりして、今後の展開があまり見通せない状態で迎えることになるとは。1年前は経済が混乱するとは予想していましたがここまでになるとは、というのが素直なところです。
とはいっても、バブル崩壊直後に就職活動をした経験がある身としては、マスコミが不況不況と騒ぐほど不況にはなってないんじゃね?と感じてるんですが。

とりあえず解散を先延ばしにして、来年度の予算と二次補正予算を組んで今後3年の経済計画を策定することができれば日本の経済は上向きになると思ってますから、楽観視ですね。個人的に。
麻生総理には敗戦処理をお願いすることになってしまいますが、なんとか踏みとどまって貰って。二次補正予算さえ組めれば、あとは自民党が割れようが民主党が崩壊しようがかまわないので。
加藤、山崎が新党結成の動きなんてのが読売新聞に載ってましたが、
むしろさっさと自民から離れろや、似たような議員を引き連れてって
くれれば尚良しという感じ。


国際情勢は、アメリカの国力(経済力≒軍事力)が衰える中、さっそく中東ではイスラエルを中心にきな臭くなってきました。欧州もイギリスが大きな経済的ダメージを受け、ユーロ圏では国によってダメージがまちまちでEUの統一見解なんてものが有り得ないものになってきてます。
中国・ロシアも経済的なダメージが大きく、今後は軍事力をちらつかせながらの外交をしてくるでしょう。
そういった情勢を考えると、日本はそろそろ外交力として、そして経済貿易ルートを守るためにも正式な軍事力を持つべきでしょう。とはいっても、国内の状況がそれを許さないですからねぇ……さてさて、一体日本はどこへ向かうやら。


スポーツでは北京オリンピックがあったり。でも、女子ソフトボールや女子サッカーが好成績を収めたことより、男子サッカーや野球やバレーの不甲斐なさの方が印象に残っててなんともねぇ。

サッカーでは鹿島がリーグ連覇を決めました!が、カップ戦はすべて敗退。選手層の薄さ、特にSBの控えがいないのが響きました。
ナビスコ杯で大分が初めてのタイトルを取り、ACLでG大阪が優勝して日本勢が連覇。そして昨期のACL覇者である浦和の崩壊、など国内だけでも見所たっぷりでした。その割には1試合しか生観戦に行かなかっんですよねぇ。失敗した。
今期残るは明日元旦の天皇杯決勝のみ。G大阪がACL出場権を得ることができるかどうか。


今年一年、例年にもまして更新が滞ったり、サッカーしかネタがない期間ばかりの中、お越しいただきありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。
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2008年12月29日

天皇杯準決勝

BSで録画放送が2試合連続であったので、他に面白い番組もないしずっと見ておりました。軽く感想を。
# それにしても、民放は年末だというのに似たり寄ったりなお笑い番組ばかりでこれじゃ収益悪化するのも道理ですな。
# ああ、あとテレビに出るような経済学者ってのはどうして馬鹿揃いなんでしょうね。悲観論か政治家官僚批判だけ。良い商売ですねぇw

FC東京 1−2 柏
 FC東京が9割方試合を支配していましたが、得点はなんと前半に上げた1点のみ。追加点を取れず、守りきれず、後半にまさかの逆転を許して敗戦。いや、それはないわ。
 後半、柏はフランサと李がでてきましたが、そこのマークが徹底してなかったのが拙かった。フランサにはマンマークを付けるくらいの勢いで、パスを受けさせないようにすれば柏の攻撃力は半減するんですが、試合中にFC東京の選手達は修正し切れませんでしたね。
 攻撃でもミドルシュートのレンジでフリーになってもパスを選択したり、サイドからいいクロスが入らなかったり、なぜか中央をパスで崩そうと固執してみたりとチグハグさが目立ちました。支配を支配していながら、負けるべくして負けたという印象です。

 柏は相変わらず、PA手前まであっさりとボールを運ばれ、そこでなんとか防いで反撃を狙うという、狙ってないカウンターサッカーに。ボランチの2人の読みがあんまり良くないのと、中盤全体の守備連携がイマイチなのが原因だと思うんですが……ここまでFWから守備を行う方針できてましたから、FWが守備できなくなると仕方ないですね。
 後半頭からフランサ、途中から李を投入して更に前線からの守備がおろそかになりましたが、FC東京の拙攻にも助けられ、68分にフランサが同点ゴール。終了間際の88分に李のミドルシュートで逆点。見事に采配が当たった形になりました。
 とはいえ、チグハグさはFC東京とどっこいどっこい。ボランチの位置からゲームを組み立てることができないのがキツイですねぇ。ボランチがボールを持つのが非常に低い位置だし、パスのセンスも精度もいまいちなんで一度サイドに出してから組み立てるんですが、そこで囲まれてあっさりボールを奪われる感じで。でもフランサが入ると中央の高い位置で組み立てができるんですよねぇ。守備は-1人になってしまいますが。

横浜M 0−1 G大阪
 横浜Mは疲れからか下がり気味になるG大阪を押し込み、前後半ともにやや優位に試合を進めます。が、ミドルシュートが主体で最後の最後で粘るG大阪守備陣を崩し切れません。なんとかパスで崩そうとするも、それならクロスを放り込むかミドルシュートを打った方がいいんじゃね?という感じ。
 スコアレスのまま延長戦へ。疲れが見えるG大阪に対して決めきれないまま時間が過ぎ、延長前半の102分に清水が2枚目のイエローで退場。10人になったことで流れを手放してしまい、117分カウンターからゴールを決められ0−1で敗戦。
 う〜ん、ミドルシュートをバンバン打てた時間帯に一番キックの精度ありそうな山瀬がベンチにいたのが厳しかったですかねぇ。あとはあまり高さのないG大阪DFを考慮してサイドからのクロスを徹底するとか。なぜか相手が対応しやすい攻撃に終始してしまった感が。もったいない。

 G大阪は明らかにチーム全体が疲れていました。けれども、精神力だけは充実していたんでしょうね。守備の粘りは相当なものでした。そして117分粘りに粘って、蜂の一刺し。お見事としか言いようがありません。
 それにしても攻撃のアイディアが少なかったです。肉体的な疲れが攻守の切り替えを遅くしがちで、パスの受け手がいいポジションを取れなかったことが一番の原因、それに加えてパスの出し手の精度不足も加わってました。それでも勝つあたりはさすが世界3位。


さて、決勝は柏vsG大阪になったわけですが。
今日の内容を見る限り、G大阪の回復具合によって結果が左右されそうな気配です。中2日で今日以上のコンディションにもっていければ、G大阪が圧勝するんじゃないかと。そうでなければ、柏が今日のような試合を再現するんじゃないかと。
元日はやや楽しみです。
posted by plop at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月28日

DIY 日曜家補修in実家

昨日から実家に戻っております。

今日は、以前から気になっていた実家のダイニングキッチンの揺れを直すために両親共々いろいろやりました。
2年くらい前からダイニングキッチン、つまり料理+食卓メインでありながら生活通路になっているあたりの床が、歩くたびに揺れるようになっておりまして。
原因ははっきりしていて、家の基礎であるコンクリートが沈んでその上に乗っている柱が浮いた状態になっているからに他ならないわけで。ただ、誰も彼も面倒くさいから「いつかやらなきゃねー、ねー(AA略)」って感じで放置していたわけで。

まあ、さすがにこの半年ほど、誰かが歩くたびに「地震?震度3くらい?」ってくらい揺れるようになって、これはヤバすぎるって話になりつつあり、今日ようやく補修に着手したわけです。

床下収納をごっそりと外し、高校時代のジャージつまりイモジャーに使い古しのスニーカー、タオルを頭に巻いてマスクに軍手とフル装備で床下に潜ってみました。
固めた土の上に等間隔にコンクリートの基礎があり、懐中電灯で照らしてみると……床下収納近くの箇所が一番ダメージが大きく、基礎と柱の間が2cm以上空いてまして、こりゃ大変と更に奥に潜ってみると、計12箇所が0.5cm〜2.5cmの隙間が空いておりましたよ。

ああ、こりゃあ揺れるわけだ。ダイニング全体が横に渡した木材だけで宙に浮いていた状態なんだから。人間+家具で最低250kg以上、その荷重を常時受けていれば、そりゃ下が固めた土なら荷重が集中するところから凹んでいくのは道理。家族5人揃っていた頃は、400kg以上の荷重が毎日かかっていたわけで、築20年以上ともなると12箇所浮くというのも当然という感じでして。
20年以上手を入れなかった結果がこの有様だよ!
まあ、父曰く、「総コンクリートのベタ基礎にしたかったが、施工した工務店が『大丈夫ですよw』と言ったから……今は後悔している」とのことでしたが。


そんなわけで、引き続き基礎と柱の間に木材を詰める作業をしたわけです。
役割分担は、潜る人:自分、木材加工:父、サポート:母。

まずは物置に転がっていた1cm厚のベニヤ板を、父が柱より一回り大きい12cm平方サイズに次々と加工。自分は手動油圧ジャッキを手に、床下の地面に新聞紙を敷きつつ匍匐前進。なんだか強度とは関係なさそうな横木が柱と柱の間に打ち付けてあって、地面との間は30cmくらいしかなく、肘とつま先で5cmずつ進まざるを得ません。ハッキリ言ってきつい。

匍匐で移動して、ジャッキで基礎近くを持ち上げて、加工された木材を挟み込んでジャッキを下ろし、という作業を12回。それも均等に隙間が空いてる訳じゃないし、1cm厚のベニヤを2枚挟んでもダメなところもあるし、基礎が斜めに傾いてるところもあるし、地面からの底冷えが酷いし。洒落にならんほど厳しかったデス。
頭に思い浮かんだのは、映画「大脱走」の脱出トンネル。あれは30m以上ありましたっけ? たかだか2mでこんだけ大変なのに……当時の連合軍の捕虜はおかしい。あらゆる意味で。


それに加えて、床板自体がベコベコに凹んでしまうところもあり、まあそこは甥っ子姪っ子がソファーから飛び降りる着地点で、ここ5年ほど実家で何度か預かっているうちに、経年劣化も加わってベコベコになったということなのですが。
そこに関しては、床板と横の太い柱の間に断熱材が入っていたので、カッターで断熱材を切り取って、家具と天井の間に入れる耐震用突っ張り棒で持ち上げてあげれば大丈夫なんじゃないかと。そう考えて母の運転でホームセンターに赴き、購入。帰宅後、早速つっぱってみましたが……ああ、これは人の体重を支えるほど丈夫じゃないな、と床下から様子を見つつ床板を踏んで貰って実感。これは一日保たない。

そこでまた父に加工して貰い、55cm×25cmの1mm厚ベニヤを床板の下に投入。その下に更に3cm角の60cm角材を入れて(再びホームセンターで購入)、床板を支える形に。ただ、床板と柱の間は43mmなんですよねぇ。しかも微妙に45mmのところもあるし。
ちなみに断熱材の厚さは25mm。いや、そりゃねえだろと。床との隙間空きすぎだろと。最近はアイシネンみたいな吹きつけ系断熱材が好んで使われるのもわかるわ。

結局、上から床板、ベニヤ、角材、横柱という順で設置して、角材と横柱の隙間には一緒にホームセンターで買ってきた3mm厚のゴム板を投入することで解決しました。

まあ、基礎も床板も最終的な1mm単位の微調整が非常に手間取りましたけどね。あっちを上げればこっちが上がり。薄くて丈夫で劣化しない1mmくらいの材料を探すのにも手間取ったし。

午前中から開始して、昼食をはさんで終了したのが17時半。
おまけに常に匍匐姿勢で力仕事、床下に流れ込んでくる冷気と地面からの冷え込みに体力を奪われ、身体はガチガチになってしまわれました。
風呂に入って夕飯に鍋を食べて暖まりましたが、時間が経つと今度は身体の左側が筋肉痛に。主に左側を下にして身体を支えて作業していたためだと思われます。現在、湿布を4箇所に貼り付けております。


しかしその甲斐あって、ダイニングを歩いてもまったく揺れなくなったし、今ソファーに座っているその足元のベコベコ感はまったくなくなりました。よかったよかった。
posted by plop at 20:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月25日

いまさらクラブW杯のことを

また一週間あいてしまったorz

先週の金曜日は、久しぶりにサーバ建ててみたりしたんでメモ代わりに書こうと思ったらSeesaaがトラブルで何もできず。土曜日は忘年会で、翌日曜から風邪を引いてしまってグダグダしておりました。12時間寝ても寝足りないくらいの変調+体力の衰え。熱が出なかったことだけが幸いでありました。


で、もうすっかり旬を逃したわけですがクラブW杯のことを少々。

G大阪 1−0 パチューカ
 システムこそ違えど、DFラインを高く上げて中盤をコンパクトにし、パスを繋いで攻め上がる両者の対戦となった3位決定戦。
 前半は予想以上にG大阪が攻め、一方のパチューカは中盤でプレスをかけられず守る時間が多くなりました。29分、再三浅いDFラインの裏を突く動きをしていた山崎、播戸の2トップが決めて1−0とリード。後方からの縦パスに対し、ダイレクトで浮き球のスルーパスを選択した播戸、それを事前に察知して絶妙のタイミングで抜け出してシュートを決めた山崎、と完璧なゴールシーンでした。
 チャンス自体はG大阪の方が多かったものの、あとのチャンスはGKに防がれるなどあと一歩で決めきれずに1−0で折り返します。

 後半に入るとパチューカの中盤の動きが良くなり、逆に疲れからかG大阪の動きが全体的に重たくなってきました。55分を過ぎると、すっかりパチューカの流れに。雨あられとシュートがG大阪ゴールに迫りますが、何故かボールは枠外ばかり。
 この日のG大阪はセットプレーでも集中を切らさず、中盤でパスを繋がれてもDFラインでは食い止めようと努力はしていました。やたらシュートを打たれた通り、何回も崩されてはいましたが…
 それでもなんとか1点を守りきって勝利。昨年の浦和に続き、クラブW杯3位という成績で大会を終えました。

マンチェスター・ユナイテッド 1−0 リガ・デ・キト
 予想通り、前半はマンUが攻めてリガ・デ・キトが守る展開。
 G大阪戦とは打って変わって、自らボールをキープしてゆっくり攻め上がることが多いマンUですが、なにせリガ・デ・キトはガッチリ引いてカウンター狙いですから仕方ありません。それでも流れの中やセットプレーから何度もチャンスを作るのはさすが、しかしながらGKの好守にあったりで得点を上げることだけができません。

 0−0で折り返した後半、なんと49分にCBビディッチが一発退場。ファーガソン監督はすぐにFWテベスを外してCBエバンスを投入、攻撃を1人削ってでも「10人で点をやらないサッカー」に移行するというメッセージを選手達に送ります。
 マンUが引き気味になったこともあり、逆にリガ・デ・キトの方がやや攻勢に出ることが多く、チャンスも多くなってきました。10人vs11人になったことでちょうど良いハンデになったような形で、前半より面白い感じに。
 もしかするとリガ・デ・キトが押し切るかな?と思い始めた73分、PA手前でパスを受けたクリスティアーノ・ロナウドが、わずかなタメの後、左サイドから斜めに走り込んできたルーニーにスルーパス。これをルーニーがしっかり決めて先制点。これで勝負ありという感じでした。
 リガ・デ・キトも必死に同点を狙いますが、欧州の国内リーグやCLで1点のリードを守りきる試合を何度も行っているマンUですから、そう簡単には崩すことができません。結局、どこか余裕すら感じるプレーを見せながらマンUが1点を守りきり、クラブW杯優勝を決めました。



最後に気になったチームについて、ちょっとまとめ。
G大阪
 全3戦、すべて自分達のスタイルを貫き通して2勝1敗で3位と望みうる最高の成績を収めたと思います。ただ、個人的には準決勝で世界の攻撃力の前に文字通り粉砕された守備が今後どうなるか、他人事ながら心配ではありますけど。
 で、そのマンU戦の準決勝についてなんですが、どこを見回しても絶賛ばかりなんですよ。ビックリしました。したり顔で苦言を呈するような奴が一人くらい現れるかと思ってたんですが(金○とかw)。5点取られたけど、あのマンUから3点も取った、しかも引いて守らず自分達のスタイルで戦った、という点が賞賛のポイントだったようです。
 ん〜、やたら守備偏重ってのは問題有りだと思いますけど、守備がサッカーの基本だと思っている自分の目には賞賛ポイントが霞んで見えるんですよねぇ。でも昨年の浦和は守備重視で、成績的にはG大阪と同じで、今年は守備重視というスタイルが合わずチーム内でゴタゴタした上に崩壊してしまいましたし。それを考えると例え負けると判っていても、格上相手に『スタイル重視=攻撃重視』で挑んだというのはいいことなのかしら、と思ったりするよーな感じもありおりはべり。
 自分の中ですら答えが出ない……

マンチェスター・ユナイテッド
 昨年のミランと違って「何が何でも勝つ!」という意気込みやプレッシャーは感じられず、「ま、普通にやれば優勝でしょ」という感じがありあり。G大阪戦で1−2にされた直後の5分間と、リガ・デ・キトで10人になってからの戦いぶりは、さすが王者の貫禄ってやつを見せてもらえました。が、やっぱり90分×2試合、本気を見たかった気もします。
 まあ、相手が弱いんだからしょーがないじゃん、と言われればそれまでなんですが。

リガ・デ・キト
 いかにも中米の貧乏クラブって感じのガッチリ引いてカウンターでした……それだけだなぁw マンソだけは存在感があったけど。
 リベルタドーレス杯を勝ち上がってここまで来る勝負強さはさすがですが、わくわく感やスペクタクルとは一切無縁なサッカーは、降格争いだけで十分ってのがあります。きっと今後、日本では名前を聞くことはほとんどないだろうと思います。

パチューカ
 やたら高いDFライン、その割に弱い中盤のプレス、まるでちょっと前のJリーグを見ているようでした。もちろん、攻撃のスピードや個々の技術はパチューカの選手の方が上です。でも戦術が、トルシエの影響を受けた日本人監督達が試行錯誤をしていた3年くらい前のJ2に似ていたんで、どこか親近感が涌きました。
 メキシコの国内リーグがこういうチームばかりなら、Jリーグの選手が向こうに行っても、メキシコの選手が日本に来ても、それなりに活躍できるんじゃないかと思ったり。
 ちなみにアルアハリ戦は全部見ました。前半にあっさり2点取られて意気消沈。ハーフタイムでモチベーションがアップしたのか後半に追い付いて、延長で2点取って逆転勝利。と、監督の手腕とメキシコ人のメンタリティを垣間見た思いです。
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2008年12月18日

クラブW杯 G大阪vsマンチェスターU

いやー、クラブW杯の存在をすっかり忘れてましたw
13日のパチューカvsアルアハリだけはなんとなく見たんですけどね。あとは結果を知って「あ、あったんだ」って感じでして。

で、昨日(水曜日)の夜中に「あれ?今日G大阪でるんじゃね?」と思って確認したら、リガ・デ・キトvsパチューカの結果しかなかったんで、ああ今日がG大阪出るんだな、と思った次第。



で、G大阪vsマンチェスターU戦を試合開始から見ていたわけですが。
う〜ん、マンUは流れの中で点を取られたとしても、セットプレーから逆転可能だ、と判断していたようですね。

昨年の浦和vsミランでは、基本的にミランがボールを保持して浦和をコントロールしていました。これは、万が一セットプレーで点を取られるようなことがあると「延長戦」を考える必要があり、最悪の場合は「敗戦」の可能性があるからこその戦術だったのでしょう。ミランはそれを避けたかったからこそ、自分達がボールをコントロールして試合をコントロールしたかったんだと思います。

翻って今日の試合では、マンUは基本的にG大阪にボールを持たせて試合をコントロールしていました。
例えミスが出て、流れの中から点を取られたとしてもセットプレーで十分に逆転可能だと分析したからこその戦術でしょうね。ハーフタイム中に、実況アナウンサーがプレミアの下位チームと比べて、G大阪のシュートが多いことを示していましたが、つまりそれは「G大阪は流れの中で1点までしか取れないし、セットプレーでの失点はゼロ。セットプレーだけで勝てる」とマンUに判断されたからこそ、G大阪が前半からかなり自由にボールを持たせてもらったのだと考えられます。(無論、結果論ですけど)

試合の方は、前半のうちにマンUがCKから2点を決めて、0−2とリード。後半に入ってしばらくして気が緩んだのか、74分に右サイドを破られて流れの中からG大阪にゴールを許しますが、直後の75分に交代出場のルーニーが決めて1−3。ルーニーが出てからというもの、G大阪のDFは混乱に混乱を極めて78分、79分と連続失点。1−5となって大勢決しました。

83分にハンドでG大阪にPKが与えられ遠藤が決めて2−5に、ロスタイムに橋本が決めて3−5としましたが、試合結果を覆すものではありませんでした。
さすがにマンUといえど4点差付けば油断もするし、それだけ油断してもらえればG大阪は得点できるだけのクオリティを持っていたという証左にはなりましたが。



さて昨年と今年の結果を比べてみると、昨年は浦和の守備力とセットプレーでの攻守の強さがあり、それに応じてミランが「チャンピオンズリーグ下位チーム」に対する戦術を敷いてきました。しっかり守って、セットプレーのチャンスを最低限に抑え、十回に満たないチャンス(セットプレー含む)を必ずものにするという戦術です。
しかし、マンUはG大阪のセットプレーの攻守の弱さと、中盤を制された際の脆さを事前に把握して戦術を組んできたのでしょう。つまり、前半はG大阪にボールを持たせて試合をコントロールし(自分達の運動量を控えめに)、セットプレーからリードを取れればOKという「国内カップ戦の格下チーム」に対する戦術をマンUは選択しました。
そして、ベテランを中心にした先発を起用。後半に負けていたり、点差が開いていなかった場合には、攻撃力のある若手を投入して逆転もしくはトドメを刺すという、シンプルな事前作戦をもってこの準決勝に臨んだのだと思います。

結果は、両チーム合わせて8ゴールという乱打戦になりましたが、それはマンU側にとって折り込み済み「+α」の結果だったように思えます。
その理由の一つは、決勝に向けての戦力の温存、もう一つは開催国でかつ長年に渡ってトヨタカップというクラブ世界一決定戦の場を提供し続けてきた日本に対するリスペクトだったんじゃないかと思うのです。
でなければ、これだけの実力差があるのですから、序盤の30分の間に0−4という途中結果が出てもおかしくないわけで。



マンUにとってはほとんど調整試合としかならなかったこの試合ですが、気を抜けばイングランド2部と同等に見ていたチームにすら3失点するという結果を突きつけられ、決勝では序盤からハードマークを90分続けることになるでしょう。
リガ・デ・キトの試合を見ていないんでなんともなんですが、G大阪相手のような全体的に「ゆるい」プレーは見せないでしょうね。もし、マンUが対G大阪と同じようなプレーを見せるなら、負けても不思議ではありません。

G大阪は、Jリーグですら弱点だったセットプレーを戦略上の基点とされ完敗したわけですが、その責任はFWをあっさり手放してしまったり高さのあるDFを獲らないフロントであったり、セットプレー戦術をさほど重視しない監督ら指導陣にあるわけで、選手には責任は無いと思います。むしろ選手達はよくやったと思います。
そう、逆に戦略的な観点でこの試合を見ると、もっとやりようがあったんじゃないかと思うわけです。
例えば、昨年の浦和のような戦いができないのであれば、相手が「ボールを持たせてくる」という予測をもとに焦らすようなボールキープをするとか、とにかくセットプレーが強い選手を先発で使うとか。

結果として西野監督は、G大阪がACLを制したスタイルで勝負を挑んで玉砕しました。そして日本に残ったのは「マンU相手に3点取った!」という華々しい結果ではなく、「5点も取られて負けた……」という極めて単純かつ残酷な結果のみです。
この結果が将来どのような評価を得るのかは何とも言えませんが、少なくとも昨年の浦和と比べられてしまうのは確実でしょう。

一方は彼我の能力差を考慮した上で勝ちに行き、もう一方は彼我の能力差を無視した上で勝とうと欲したわけですから。どちらが数年後、数十年後に考慮に値するかは明白です。
posted by plop at 21:59| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月16日

たまにはパソコンのことも書いたり

たまにはサッカー以外のことも更新してみたり。今日はパソコン関連。

1. Firefox3.0の件
 以前、ノートPCのHDDを交換した際にFirefox3.0にしてみたら使ってる途中でやたら長いディスクアクセスが出て、しかもメインのデスクトップでも同じ症状が出たんで辟易していたのですが、まあ我慢してそのまま使っていたわけです。
 で、最近になって、ブックマークにRSSをたくさん入れてると遅いよ、(一定時間毎にRSSを自動更新するから)ってな情報を見かけたんです。RSSはブログの更新を確認するにはかなり便利なんで躊躇ったんですが、更新チェックソフトに自分好みのものを見つけたんでRSSをゴッソリ削ったんです。
 そしたら、全然ディスクアクセスが出ない。Firefox2.0と同じくらいの軽さになりました。この半年間の微妙なストレスはなんだったのやら……

2. 更新チェックソフト
 21世紀になる前は、ダイヤルアップだったんでWWWCをよく使ってました。登録したページが更新されたか確認してくれるソフトです。その頃はこれくらいしかなかったし、個人的には使い勝手が悪かったんですが、まあ仕方なく使っていたわけです。(テレホーダイ、ブロードバンドと変遷するうち存在自体を忘れてましたが)
 で、上記の通り、RSSの更新チェックをブラウザと切り離す必要が出てきて、探してみたところdiff browserなるものがあるのを発見。最低限の更新チェック機能と、結果をHTMLにしてくれる機能、そしてなによりUNIX使いとしてはdiffってのが差分発見にはピッタリの名前ってことで早速インストール。
 うん、これはなかなか。チェックするページもブックマークをインポートすればかなり手間が省けるし。ただ、Shift+左クリックで範囲指定やCtrl+左クリックで複数指定ができないから、チェックしないページを削除するのが面倒だったけど。それ以外はかなりいい感じ。

3. 新パソコン
 買っちゃった……
 ほぼ2年前にフルハイビジョンの液晶テレビを買って、DVIとHDMIでパソコンと接続できるようになってることを知って、いつかは欲しいなぁと思ってたんですが。自営業ですから仕事上必要なものは経費に出来ますし、そろそろVista搭載パソコンがないとサポートができなくなりつつあったし。
 ふらふらとネットを彷徨ってたら、パソコン工房で3日間キャンペーンをやってまして
 Intel Core2 Duo E8400
 DDR2 800 2GBx2
 500GB 7200rpm Serial-ATAII
のパソコン(本体のみ)が、66,000円ほどで買えるとなってまして。2日悩んで購入を決意しました。
 先週届いて、早速セットアップ。ふむ、いかなVistaとはいえ、これだけリッチな環境なら遅いはずもなし。これまで扱ったノートパソコンとは雲泥の差です。逆に言えば、最低でもCore2 Duoにメモリ2GB以上ないとVistaはまともに動かないといっても良いような気も。
 なんにせよ、快適な環境を得たようであります。あとは、今このブログを更新しているメインパソコンとの移行時期とデータ移行くらいですかね、考えなくちゃいけないのは。
posted by plop at 19:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月14日

J1J2入れ替え戦 磐田vs仙台

生中継ではなかったけど、BS1の録画放送で第1戦、第2戦とも視聴。生中継を見たいならスカパー!にするしかないんですね…

第1戦 仙台 1−1 磐田
第2戦 磐田 2−1 仙台
 どちらの試合もほぼ同じ展開になって、ちょっとビックリしました。

 前半は、仙台の中盤が非常に積極的なプレスをかけて、磐田に中盤を全く作らせず。早めにサイドに開いて敵陣奥深くに攻め込むことができれば、ビッグチャンスを作ることができる、という流れ。第1戦はナジソンが綺麗にDFラインの裏に抜け出して先制点を叩き込みましたが、第2戦では20分過ぎの特大チャンス(FW2人がどちらもフリーで、ニアサイドに入った中島が合わせられず、ファーサイドにいたナジソンがシュートするもバーの上へ)を外してしまい、仙台にとっては手痛い逸機になってしまいました。
 前半の磐田は、左からのサイドチェンジで右の駒野にボールが渡ると、チャンスの匂いが出てくるのですが、如何せん駒野のクロスが5本に1本くらいしかキチンと入らず防戦一方という感じに。

 後半に入ると仙台の中盤の足が止まり、逆に磐田の攻撃が非常に活発に。ボランチの位置で面白いようにボールを奪い、サイドに展開したり、縦に早く入れたり、時にサイドチェンジとやりたい放題。逆に仙台の中盤はプレスにいけないし、パスミスは頻発するしでいいところがまるでなし。
 第1戦では、19歳でトップ下のレギュラーを獲得した松浦が、53分にミドルシュートを決めて1−1のドローに貢献。第2戦でも前半終了間際の41分に、ショートカウンターから前田と2人だけで先制点を上げ、70分にも相手CKのカウンターから駄目押しとなる3得点目をゲット。磐田のJ1残留に貢献しました。
 後半の仙台は、中盤でのボールへのアプローチが非常に遅く、終始後手を踏み続けました。前半の力の8割でも出せればなんとかなったと思うのですが、見ている限り6割減以上といった有様。今期のJ2での戦いぶりは全く見てないんですが、この入れ替え戦に限っては「前半はJ1中位レベル、後半はJ2中位レベル」と言って差し支えないと思います。
 第2戦のロスタイムに梁が直接FKを決めましたが、さすがに遅すぎたとしか……


 第1戦の前半だけを見る限り、仙台が昇格してもおかしくないと思ったし、それだけの価値があると思うほどのパフォーマンスを見せてくれました。しかし90分それが続かないどころか、45分だけの時間制限がつくのであればその価値は半減以下になってしまいます。
 第1戦が終わった時点で仙台の昇格は無いと思いましたし、もし仙台が昇格しても補強がうまくいかなかったら、来期J1で横浜FCと札幌を上回る最早降格を決めていたと思います。それくらい前後半のクオリティに差がありすぎました。仙台にとってJ1に昇格できなかったことは逆に幸運だと思ったくらいです。
 ただ、前半のサッカーを90分通してできるようになれば、J1に定着することは当たり前になるでしょう。2〜3年前までは刹那的な補強を繰り返してはJ2で3位までに届かず、という成績を繰り返してきましたが、今期は中長期的な補強計画が功を奏してJ2で3位という結果を得ることができました。この路線を堅持していけば、来年か再来年には入れ替え戦無しにJ1に上がることができると思います。


 磐田については、J2のチーム相手に前半だけとはいえ、中盤を完全に制圧されたことが入れ替え戦に回らざるを得なかった今期の状況を如実に現していると思います。
 読みは鋭いけど競り合いとボール捌きに疑問が残る犬塚・ロドリゴの両ボランチ、守備意識に欠けるトップ下の松浦、攻撃時の判断力に疑問の残る左サイドの村井、クロスの精度に疑問の残る駒野と、3-5-2のシステムにしては中盤の人材が適材適所とはかけ離れていること。それに加えて、DFラインの脆弱さ。引いた状態ならなんとかなっても、裏を取られると手も足も出ない衰えっぷり。

 何度も言いますが、世代交代失敗の結果がこれです。黄金時代を支えた人材を残しておきたい気持ちはよくわかります。(12/15 コメントの指摘により修正)鹿島で秋田や柳沢が解雇された時鹿島で秋田が解雇され、柳沢が出場機会を求めて移籍した時には胸が痛くなりましたし、できれば残してもらいたいという気持ちが強かったですから。でも、情を厚くして優勝できるのであれば、誰も苦労はしないんです。特に同年代の選手が黄金時代の各ポジションを支えていて、その能力が衰え始めた時には(優勝を逃した瞬間から)非情にならないと長期に渡ってチーム力を大幅に落としてしまうわけですよ。
(福西と服部は早めに解雇しましたが、フロントへの注文が多い人間を早々に放出したんじゃないかという疑念がつきまといます)
 あの東京Vですら三浦知良という日本屈指のタレントを解雇した事実に比べると、「温情」に過ぎる面が磐田フロントに見られます。これを是正できない限りは、来期以降も中位以下で苦しむことになるでしょうし、あと10年は優勝争いに絡むことはないでしょう。

 磐田にとって非常に幸運だったのは、オフト監督が続投要請を固辞したことでしょう。オフト監督は、自分の能力(規律と守備力の付与)をよく知っていて、それが下位に沈んでいた磐田に必要なものだったと判断でき、その上残留が決まった時点で自分の能力では来期チームの順位に上げることができないと判断できるだけの客観性を持っていました。
 これで磐田は監督交代による飛躍のチャンスを得ました。それを活かせるかどうかはフロント次第ですが、そのままオフト監督続投でジリ貧になるよりは万倍マシというものです。というか、フロントが続投要請をしたこと自体が驚きなんですが。バカ?



最後に一つ。
サポティスタ経由ですが、第2戦終了後、スカパー!の中継では仙台サポが磐田の選手達に拍手、それに応じて磐田サポが「ベガルタ仙台」コールしたとのこと。



ああ、
日本のサッカーはこうなんだ。これなんだ。

だから、Jリーグを見る。
だからこそ、Jリーグは見てて楽しいんだ。
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2008年12月12日

2008 J1各チーム短評(4)

ようやっと残り4チーム。いくぜ!

15位 千葉
 今オフは、一昨年にイビチャ・オシム監督を日本代表に奪われ、GMの祖母井氏もグルノーブルに引き抜かれ、それ以来フロントに対する不信感が募っていた指導陣・選手達の不満が一気に吹き出た形になりました。
 アマル・オシム監督が解任され、イビチャ・オシム監督に育てられた主力メンバーのほとんど(水野、水本、羽生、山岸、佐藤勇人)を流出させてしまったシーズンオフの千葉(残ったのは巻くらい)。以前、G大阪で指揮を執ったクゼ監督を招聘したものの、大幅な戦力低下を覚悟の上でシーズンに臨むことになりました。

 そして、当然のように序盤から低迷。11節の浦和戦まで勝利無し、7連敗を喫するなど、2分9敗で最下位という最悪の立ち上がりになりました。
 フロントはクゼ監督を解任して、イングランドのリバプールでコーチとしてベニテス監督を補佐していたアレックス・ミラー氏を監督として招聘。直後の12節京都戦で今期初勝利を上げ、底入れに成功。さらにシーズン中に深井、戸田といった補強を行うとチームは一気に波に乗り、後半戦は鹿島、名古屋など優勝争いのチームを撃破して勝ち点を重ね、残り6節の時点で降格圏から抜け出して14位と残留圏内まで順位を上げることに成功します。
 しかし、そこから安心感が広がったためか試合中に守備崩壊が起こるようになってしまい勝ち星を上げることができず、最終戦前の時点で17位と順位を落としてしまいます。残留するには最終戦に勝利した上で、勝ち点差2の磐田と東京Vが共に負けないといけない状況になりました。

 そして最終戦。FC東京相手に0-2とリードを広げられた時点で、残り時間は37分。磐田は0-0、東京Vも0-0と、土俵際まで追い込まれましたが、残り16分から大逆転が始まり11分間に4得点を奪って大逆転。磐田は75分に失点して0-1、東京Vも64分とロスタイムに失点して0-2で敗戦。この瞬間、千葉が史上稀に見る大逆転でJ1残留を決定しました。

 来期に向けては、既にミラー監督に続投を要請済みで指導陣は取り敢えず安泰。これだけの苦しいシーズンで残留を経験できた選手であれば、自分から出て行くことはないでしょうから、あとはミラー監督の構想次第で放出・獲得選手が決まってくるでしょう。あ、それと予算。
 あれだけボロボロだった千葉を短期間で立て直したミラー監督の手腕には脱帽するしかありません。問題は現在の千葉のフロントに、ミラー監督を長期間留めておけるだけの力があるかどうかでしょう。またイビチャ・オシム監督を奪われた時ように、資金力(や政治力)のあるチームにほいほいと監督を引き渡してしまうようであれば、今度こそJ2降格は免れ得ないと思います。

16位 磐田
 2002年のリーグ優勝以降、J1では成績下降気味。ここ数年は、黄金期を支えたベテランをちまちまと放出していますが、代わりの若手がそれほど育たず。しかも毎年のようにシーズン中に監督を替える割には選手補強を最小限に留めて、中位でウロウロする結果しか残せないでいました。
 そして今期、昨期途中にコーチから昇格した内山監督を留任させ、攻撃陣にジウシーニョ、J2に落ちた広島から駒野、J2仙台から萬代らを獲得。しかしながら鈴木秀人、田中誠、名波、中山らベテランを引き続き契約せざるを得ないという、ジリ貧補強に終始しました。

 そして今期、シーズンを通じて働くことのできないベテランを雇用し続けたツケが、若手・中堅選手の怪我人続出という形で表出しました。
 西、太田、カレン・ロバート、河村、前田など各ポジションの主力が怪我で離脱すると、その穴を埋められる選手が存在せず序盤から精彩を欠きます。最高順位は4節の7位、それ以降はほとんど二桁順位に甘んじることに。

 特に選手層が薄くなりすぎていたボランチは、ロドリゴを獲得することでなんとか手当てすることができました。が、攻撃陣が入れ替わるように欠場して、しかも補強もままならないとあっては内山監督としてもどうすることもできず。16位まで落ちた9月には内山監督解任、磐田黄金時代の「基礎だけ」を築いたハンス・オフト監督を招聘するという苦肉の策しか残されていませんでした。
 ところがオフト監督が就任してからは一転、得点力不足に陥り、9月は4試合で1勝3敗、2得点8失点と散々な結果に。10月に入ってからようやく守備が安定し始めて、徐々に順位を上げていきます。

 リーグ終盤は札幌や清水など、既にリーグでの順位がほぼ決まった相手に勝利して最終戦を前に、残留圏内の15位に位置していました。最終戦の大宮戦で引き分け以上なら残留が決まるはずだったのですが……なんと終盤にきて調子を上げてきた大宮相手に、残り15分で失点してしまい0-1で試合終了。千葉に逆転を許して、16位で今期を終えることになりました。
 最終節に限って言えば、選手層が薄いなか、無失点で耐えきるだけのメンタリティも、同点に追いつけるだけの攻撃オプションも取れなかったのは、最終的にフロントの責任を問われることになるでしょう。もちろんこの状況を招いた責任は、ここ数年に渡って長期的な視野を欠いた人事を繰り返したフロントにあることは言うまでもありません。

 さて、来期に関することを書きたいのですが、只今絶賛J1J2入れ替え戦の真っ最中。第1戦の仙台でのアウェイを1-1で終えたことで、土曜日のホームでは0-0ならJ1残留という状況になっています。
 しかし、1失点でもすると状況は厳しくなり、1-1で引き分けだと15ハーフの延長戦+PKに縺れ込むことに。まかり間違って2失点してしまうと、2-2でもアウェイゴール差でJ2降格となってしまいます。

 ここまで追い込まれた原因としては、上記と前回までのエントリーでもちょこちょこ書いていたように、世代交代の失敗が一番でしょう。
 磐田の黄金期と時期を同じくしてタイトルを争った鹿島の現登録選手と比べてみれば一目瞭然です。当時から未だ鹿島にいるのは、GK曽ヶ端と若手で出場機会が限られていた小笠原と中田浩二と本山くらい(大岩は2003年に磐田→鹿島)、いずれも20代後半の選手です。一方の磐田は前述したように、中山(41歳)を筆頭に30代半ばの名波、田中、鈴木らベテランが、まるで終身雇用かと思うほど残っています。
 他チームから獲得した中堅どころ(村井や茶野や駒野)以外の生え抜き選手が伸びていないというのもあるとは思います(西と太田くらい?)。が、伸びない選手はレンタルで出すなり解雇するなりして、さらにベテラン選手の高給を削れば、伸びしろのある若手を多く獲得することは容易なはず。
 ベテランをいつまでも残して、補強も中途半端、若手起用を最小限に絞った結果がこれです。もちろんフロントは現場との対話を重視しなければいけませんし、選手を大事にしていくという姿勢を見せるのも大事です。が、そこから一歩離れて中長期的な視点で補強を行い、今期のような最悪の事態になっても、ある程度の戦力を確保することは最優先事項なはずです。
 しかし磐田のフロントは現場に近すぎ、というか感情移入しすぎている感があります。ここが是正されない限り、再度黄金期が訪れることはないでしょう。

17位 東京V
 札幌と共にJ2から昇格してきた東京V(3年ぶり)。ディエゴ、服部、土屋ら昇格に貢献した選手を残留させ、さらに福西、那須、和田、土肥といった守備的で経験豊かなベテランを中心に補強。と、ここまでは良かったのですが、何故か以前札幌の指揮を執って早々に解任されたことがある柱谷哲二氏をコーチから監督に。
 ちなみに、シーズン序盤、一度は川崎に移籍したフッキを再獲得したりもしました。

 個人的には柱谷監督について、札幌での戦術・采配を見ていただけに不安だったのですが、やはり序盤からつまづいてしまいます。開幕戦で引き分けて6位になった以外はひたすら二桁順位。連敗して順位を下げると、思い出したように勝ち点をちょこっと上乗せして降格ラインすれすれを低空飛行していきます。
 序盤はフッキ、ディエゴに加え、レアンドロの外国人トリオだけで攻撃して、あとの8人で守るというJ2のようなサッカーを試みますが、中盤でスペースが空きすぎて上位チーム相手に惨敗を繰り返します。フッキがチームに不満を漏らし始めると(のちシーズン中に退団)、大黒を獲得、攻撃の穴を埋めた上、更に大黒のポストプレーを中心とした中盤の活性化が進みますが、何故か大黒は継続して使われず。終盤には、攻撃の核であるディエゴが4試合出場停止(リーグの累積警告+天皇杯の累積警告)を受けてしまい試合開始直後からジリ貧な状態に。最終5試合で2分3敗、1得点7失点と急ブレーキがかかり、最終的に17位まで順位を落として1年でJ2降格となってしまいました。

 フロントの選手補強に関してはそれほど瑕疵はなかったと思います。(おそらく代理人の影響で)フッキがゴネ始めると大黒を持ってくる辺り、優秀とすら言えるのではないかと思うのです。お金云々のことは置いといて。
 決定的に間違えたのは、監督人事。これに尽きるでしょう。
 J2でラモス監督にチームを任せて2年越しで昇格を決め、そのラモスをフロント入りさせて、フロントにサッカーが判る人間を増やしたかった(選手OBを増やしたかった?)というのは理解できます。そして、ラモス監督の下で2年間コーチとしてサポートしてきた柱谷哲二氏を昇格させたいというのも、なんとか理解できます。柱谷監督は、監督として成長の余地はありますし、二人ともベルディ川崎の時代にチームを支えた功労者ですから。

 しかしながら、シーズン中にコロコロと戦術を変えて、それが結果に結び付くどころか混乱を招いている様子を見ていながら、監督交代という一手を打たなかった(打てなかった?)フロントが降格の責任を負うのは当然でしょう。
 フロントとしては、勝ち点と順位からいってJ2に落ちることはないだろうと高をくくっていたのでしょうが、結局手をこまねいている間に柱谷監督と心中してしまったという有様。他チームにとっては、過去の貢献度やその時の勝ち点や順位よりも、試合内容で判断して監督の去就を決める必要がある、という反面教師になったのではないでしょうか。

 来期に向けては、まず実績のある監督を呼んでくること。と思ったら、高木コーチが監督昇格っぽいとのこと。2006年に横浜FCをJ2優勝に導いた実績はありますから、まあいいのかもしれません。東京Vサポとしては不安で仕方ないと思いますが。
 補強については、既にベテラン・中堅を中心に解雇報道が相次いでいますね。なんとか残留を目標に、金に糸目をつけずに補強してみたものの、J2に落ちるとなると予算が厳しくなりますから、大量解雇も致し方のない所でしょう。

 問題は今後どういう視点で強化していくのか。若手や生え抜きを育てながら3〜5年くらいの視野でJ1復帰を目指すのか、それとも他チームから出場機会が減った中堅どころを集めて、1年で復帰を目指すのか。
 どうもここ数年のフロントは監督人事にしても選手獲得にしても、長期的視野が全く欠けているように見えるので、いっそのことゼロからチームを作り直すくらいの勢いでバッサリ切っちゃった方がいいように思えるんですけどね。

18位 札幌
 昨期J2で見事に優勝し、J2最少失点"45"、最少失点率"0.94"を引っさげてJ1に復帰してきた札幌。三浦監督の続投、DFラインの補強、攻撃陣の残留などJ1定着に向けてシーズンオフの動向は順調でした。しかし、シーズン前のキャンプから怪我人(特にDF)が続出してしまい、更にJ2中位の攻撃陣(66得点で7位、その内ダヴィが17得点)には予算的にほとんど手当ができなかったことが、シーズン中の状況をどんどん悪化させていきました。

 序盤から負けが込み、最高順位は6節と7節の14位。シーズンのほとんどを自動降格ラインの17位以下で過ごしてしまい、残り5試合の時点でJ2降格を決めるという昨期の横浜FCの降格最速記録と並んでしまう有様でした。勝ち点で横浜FC(昨期勝ち点16)を上回ったのがせめてもの慰めでしょうか。
 4勝6分24敗、勝ち点18という数字がどうにも手の打ちようがなかった惨状を如実に物語っています。36得点は、大分(33)、新潟(32)に次ぐワースト3位。失点70は断トツで最下位(1位大分の約3倍、ワースト2位の千葉は53失点)。
 ダヴィ以外の攻撃陣がJ1で通用しなかったこと、上記したように怪我人が多く、特にDFの怪我が序盤の計算を狂わせたこと、その上、川崎から緊急補強した箕輪が終盤に怪我をしてしまったこと、など、運と予算に見放されてしまったのが低迷の原因でしょう。

 そんな中で、ダヴィがJ1で通用する攻撃力を持っていることが証明されたことは明るい材料になりました。名古屋への移籍がほぼ決定したことで、補強資金を手にすることができます。
 そして柏を退任した、J1昇格請負人である石崎監督を招聘することがほぼ決定し、箕輪を引き留めることにも成功。経験豊富な監督とベテランDFを擁して、来期のJ2へ明るい展望が開けてきた感じです。
 1年でJ1昇格というのは難しいとは思いますけどね。



ふい〜終わった〜
さて、あとは入れ替え戦とクラブW杯か。
天皇杯は鹿島が敗退済みだしなぁ、G大阪が優勝してACL出場権を獲れるかだけが興味あるかな。
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2008年12月11日

2008 J1各チーム短評(3)

さーて、あと半分。がんばるぞー!

10位 神戸
 J1に復帰して2年目となった今期、大久保、レアンドロ、ボッティなど主軸となる選手達を引き留めた上で、平瀬ら伸びしろの少ない中堅を切りつつ、吉田、松橋、鈴木規郎、金といった伸びしろのある若手を獲得。監督は2006年J2在籍時に途中から指揮を執り、ここまで戦ってきた松田監督をそのまま起用。昨期の10位から更に上積みが期待されるシーズンでした。

 序盤の5試合で2勝2分1敗、3節には2位に浮上と上々の滑り出しを見せましたが、その後はなかなか勝ちきれず。連勝のあとに連敗したり、引き分けが続いたりと伸び悩み、順位は中位でウロウロという感じ。終盤に入って守備が安定して5連勝、しかも5試合で失点1というチームの歴史に残る好成績を残しますが、最後の2試合で無得点6失点と惨敗。出入りの激しいチーム状態を如実に現してしまいました。
 そして最後の惨敗が響いて、2年連続10位と健闘した松田監督が続投要請のあとに解任されるというドタバタぶりを見せてしまい、フロントの一貫性と現場・選手の来期へのモチベーションに疑問を呈する格好で今期を終えることになってしまいました。

 今期の神戸の特長と言えば、なんと言ってもコンパクトな中盤の守備ブロックでボールを奪ってのショートカウンター。昨期からその片鱗は窺えましたが、今期は選手達の戦術理解が進んだ結果、より硬質で速い組織守備とカウンターができるようになっていました。この守備戦術に苦しんだ上位チームは非常に多かったと思います。
 それが結果に結び付かなかったのは、攻撃陣が「数少ないチャンスを決める」タイプではなく「数多くチャンスを作って決める」タイプだったことが上げられます。前者の典型であるウェズレイや巻のような選手が一人でもいれば、今少し上位に食い込めたのではと感じました。
 もう一つ、中盤の攻防で相手に技術的な面で劣っていた場合があります。この場合は逆に中盤でボールを奪われた挙げ句、浅いDFラインの裏にどんどんボールを出されて、疲労が溜まった後半に得点を奪われて敗戦という憂き目に遭いました。

 とはいえ失点38は、J1でベスト5の好成績。しかも目標が無くなった残り2節で6失点を喫しての数字ですから、中位チームとは思えないほどの守備力です。あとは攻撃力さえ備われば(個人的にはFWのバラエティさがあれば)、来期いいところまで行くと思っていました。
 ところがフロントは、最後の2節を重視して松田監督を解任すると発表(一説には三木谷オーナーの閲覧した対川崎戦で0-4になったからとか)。この2年でコツコツと作り上げてきたチームと、その直前の5連勝という好成績をすべて見てなかったことにするという、ある意味蛮行をフロントは選択してしまいました。

 既に続投を決めておきながら翻意しての電撃監督解任に、指導陣も選手達もフロントに対し不信感を強めている模様です。こんな状況の中、来期に向けてフロント・指導陣・選手が同じベクトルを向いて強化していくことができるのかというと、かなり疑問が残ります。
 まずは後任の監督を決めるところからになりますが、松田監督と傾向を同じくする監督を招聘することができるのかどうか、それとも全く別系統の戦術観を持つ監督を持ってくるのか。
 松田監督に続投要請をするくらいですから、候補はまったくピックアップしていなかったはずです。もし条件に合う監督を見つけられなかった場合は、選手の大量流出orシーズン中の選手造反or戦術理解度不足による低迷などが予想されます。

 それほどサッカーを知らないオーナーが現場に口を出したり、フロントがオーナーのご機嫌伺いをしたが故に低迷するチームの例は、世界中の至る所で見られるというのに(一昔前のレアル・マドリーとかインテルとか)、それを反面教師にできないあたりに神戸の限界を感じてしまいました。
 もしかすると野球の楽天イーグルスのように、オーナーやフロントが口出しできないくらいの実績を持つ監督を呼んでくれば好転するかもしれませんね(トルシエ氏、オシム氏、岡田氏あたりどうでしょ?w)

11位 柏
 石崎監督就任3年目、J1復帰2年目となったシーズン。オフにかなりの選手入れ替えがあり、フランサ、李、菅沼といった攻撃の主力は残留したものの、特に守備戦術の浸透度低下は否めず、序盤から勝っては負けを繰り返すことになってしまいました。
 その上、前半戦はフランサが怪我、後半戦は李が怪我で戦列を離れ、と攻撃陣が交互にいなくなり、得点力不足に悩まされ続けて後半戦は10戦連続勝ち無しを記録、順位を大きく下げることに。

 昨期からの攻撃陣をそのままにして上積みを図り、守備陣は入れ替えと若手起用が多かったため多少は目をつむる、というシーズン前の方針だったと思うのですが怪我人の多さが誤算を生んでしまった格好です。得点は43→48へ増加、しかし失点がそれを上回る36→45と増加した結果が、最終順位11位でした。

 今期唯一の生観戦は14節の柏vs浦和だったのですが、この時の柏からは考えられない結果です。2-1で浦和を撃破したのですが、李とポポの2トップが前線からプレスをかけて浦和にサッカーをさせず、後半フランサが交代出場してからは浦和が前掛かりになったところを、スペースを有効に使って勝ち越しゴールを決めるなど、柏の良い所だけを見ることができた試合でした。
 ところが、その後フランサが出続け、李が戦列を離れると成績は低迷。前線からのプレスがなくなり(フランサはまったく守備をしない上、競り合いに弱い)、ボランチが際立っているわけではない柏にとっては生命線が尽きたような感じだったのではないかと。
 今期で勇退する石崎監督としては、自ら理想とする戦術よりも現実にいる選手の能力を重視してチームのバランスを取ったとは思うのですが、それが結果には結び付きませんでした。残念ながら。

 来期については、まだ監督が決まっていません。しかし、フランサを残すかどうかというのが一番大きな問題として残ることは確実です。Jリーグ初期のジーコや磯貝のような、守備をせずラストパスだけを送る選手は現在のJリーグでは(J2でも)稀であり、むしろ通用しないと判断されていると見ていいはずです。
 確かにフランサのパス能力、得点能力はJ1でも屈指ではありますが、それを上回るデメリットである守備力の低下が表面化しては意味がないわけです。
 柏フロントが、監督選びとフランサの取捨選択をどうするか、まずはそこに注目です。そこが決まらないと、来期に向けて他選手の放出・獲得ができないような状況ですからね。

12位 大宮
 J1昇格4年目となった今期、13位→12位→15位とこれまでギリギリのところで残留を決めてきた大宮。主力級の選手を残留させることに成功し、J2山形で攻撃サッカーを指向していた樋口監督を招聘。これまでにない上位を目指しての出発でした。
 序盤から中盤にかけては、浦和、鹿島に引き分け、G大阪、川崎に勝ちきるなど、攻撃サッカーが功を奏して一時は6位まで順位を上げて「生まれ変わった大宮」をアピールしました。
 が、途中から得点力不足と守備崩壊が同時に起こってしまい、中盤に4連敗、終盤に6連敗と完全に失速して一時は17位まで順位を落とします。残り5節で3勝2分と調子を取り戻した結果、12位での残留を決めましたが、シーズン前の目標には程遠い成績に終わりました。

 今期の大きな波がある成績は、一重に選手層の薄さに原因を求められるかと思います。残留した小林大悟、藤本、デニス・マルケスら攻撃陣、レアンドロ、波戸、富田、片岡といった守備陣は、昨年と同じパフォーマンスを見せたと思います。が、彼らの調子が落ちた時に代わりに出場して同様の働きができる選手、もしくはチーム全体の調子が落ちた時に勢いで状況を好転させられる選手がいなかったことが、失速に繋がったのではないかと思います。
 事実、終盤6連敗の最後の試合となった東京V戦に初出場した新人SB塚本が、一定のパフォーマンスとこれまでにない勢いを披露すると、チーム全体が活気を取り戻し、残り5試合で勝ち点11を得るという「プチ奇跡」を起こしました。しかも、対戦相手は優勝争い1チーム、残留争い4チームというギリギリの状況で、です。
 ここまでの3年間の下位安定の布陣に、選手のプラスアルファが足りないまま監督の手腕だけに「プラスアルファ」を求めてしまった結果が、上下の激しい順位変動に表れたのではないでしょうか。

 来期に向けては、張外龍監督の招聘を決定とのこと。過去、日本では東京Vと札幌でそれほど目立った成績を上げていない監督に決めた意図がイマイチ掴めないところです。今のところ主力級の放出はレアンドロだけにとどまっていますが、監督の管理能力や戦術・采配によっては放出やシーズン中のゴタゴタに発展しそうな気配があります。
 大丈夫なのか?と他人事ながら気になってしまいますね。

13位 新潟
 大宮と同時期にJ1に上がり、以降 12位→14位→6位と昨期一気に失点数を減らして上位に食い込んだ新潟。今期は鈴木淳監督に3年目の采配を任せ、更なる飛躍を目指すはずでした。が、昨期19得点を上げたエジミウソンを放出して、補強はアレッサンドロくらいとむしろ消極さを感じるシーズンオフの補強方針。
 そしてシーズンが始まるといきなり4連敗、しかも2得点10失点とこれ以上ないくらいスタートダッシュで大ゴケします。その後は昨期同様の守備力が復活して中間点となる17節までには7位まで順位を上げてきました。
 ところが後半戦に入ると得点力不足とまたしても守備が崩壊が重なり4連敗、というか後半戦17試合で13得点26失点では上位を目指せるはずもなし。降格圏内には落ちなかったものの、低位安定といった態で今期を終えました。

 そうは言っても、今期の46失点というのは、昨期の47失点とほぼ同じ。監督交代も補強も放出もなかったため、守備力は昨期と同程度に保たれました。しかし攻撃力が激減。昨期48得点が今期32得点と2/3に。これではどうしようもありません。
 大きかったのはエジミウソンの放出と、マルシオ・リシャルデスの不振です。アレッサンドロが気を吐いて13得点とチーム内得点王ですが、エジミウソンの19得点には及ばず、マルシオ・リシャルデスは今期3得点とこの二人だけで-12得点。
 日本人選手に大化けを期待するのは無理な相談でしたし、この順位も仕方ないことかと。

 来期に向けては、既に鈴木淳監督の留任が決まっていて、あとは守備力を落とさずに如何に攻撃力を上げるかというところにかかっています。が、ユースからの昇格組や若手の成長を待っていられるほどの余裕はありません。そうすると、また安くて良い外国人を獲ってくるほか手がないということに。
 リーグ2位の観客動員数(今期586,3226人)を保つためにも、つぎはぎ戦力でJ1に残るというのは(売上げの面から言えば)当然アリな選択肢なのですが、将来J1で優勝を目指すのであれば例え一度J2に落ちたとしても、チームの軸を固めるという判断があってもいいような気がするような。

14位 京都
 昨期のJ1J2入れ替え戦で広島を破り、見事にJ1復帰を果たした京都。既に3回J2に降格していることを踏まえ、今期は残留を目標として積極的な補強を施しました。
 いずれもJ1の他チームで出場機会が少なくなった、柳沢、増嶋、佐藤勇人、林丈統ら日本代表クラスの選手を獲得、加えてシジクレイをも獲得します。そして理論派の加藤久監督を昨期の終盤からそのまま起用、戦術面での混乱を最小限にしようとしたことが窺えます。

 その成果は序盤に現れ、6試合で3勝2分1敗で一時5位まで上がりスタートダッシュに成功。以降は連敗したり連勝したりで二桁順位をウロウロすることになりますが、遂に一度も降格圏内に落ちることなく終盤を迎え、なんとか14位で残留を手にすることができました。

 今期はなんといっても、補強が大当たりだったことが残留決定の要因に上げられるでしょう。特に、怪我で戦列を離れた昨期J2得点王のパウリーニョの穴を、柳沢が埋めて14得点と気を吐き、増嶋は32試合に出場してDFラインを安定させ、途中加入した水本も18試合出場、佐藤勇人とシジクレイはボランチでほぼフル出場して相手の攻撃の芽を摘み続けました。
 37得点のうち24得点が移籍組によるのもの、2006年降格した際に74失点だったのが今期は46失点と、明らかに選手獲得によってチーム状況が好転していました。

 来期は、今期獲得した選手以外を切る方向でフロントが動いているようです。中盤とサイドの選手層に物足りなさを感じますが、監督を続投させて戦術の浸透を図れば、今期よりも守備力の増強が望めます。バックアップに各ポジション一名いれば、通年でも大丈夫そう。
 あとは攻撃陣をどうするかというところでしょうね。柳沢に何度もパスを出せる選手、柳沢からのリターンパスを得点につなげられる選手を獲得することができれば、得点力の向上が見込めるかもしれません。ただ、鹿島サポとして長年柳沢を見てきた身としては、柳沢は年をまたいで活躍することが余りないんで、そこだけ心配なのですが…

 

明日はいよいよ最後。最後まで降格争いを演じた、
15位 千葉
16位 磐田
17位 東京V
18位 札幌
を予定。ま、札幌は早々に降格していたわけですが。
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2008年12月10日

2008 J1各チーム短評(2)

さて、J1のチーム短評の続き。
予定通り、順位表の上半分が終了です。

5位 清水
 長谷川監督が就任した2005年以降、就任直後の2005年シーズンを除いてすっかり上位に定着するようになりました。毎年、総失点を40前後に抑える組織立った守備が売りです。
 しかし、今期は序盤から中盤にかけて攻撃陣の不振と、守備の粘りがなくなる時期が重なってしまい、一時は15位まで順位を落としてしまいました。年代別を含め代表に選手を取られることが多く(北京五輪が…)、戦術が修正できないまま時間が過ぎていった感があります。
 後半戦に入ってからは非常に安定した戦いを見せ、終わってみれば5位となかなかの成績。ナビスコ杯は決勝まで進み(惜しくも準優勝)、天皇杯では鹿島を撃破して準々決勝進出とここにきて調子を上げてきています。

 岡崎、原、兵働、枝村、青山といった年代別代表に選ばれるほどの有望な若手と、西澤、市川、伊東らフル代表で活躍したベテランが各ポジションに満遍なくいるという、一見非常にバランスの良いチームになっています。これまたフロントと監督の強化方針がブレずに一貫している証拠でしょう。
 若手もベテランも昨期から清水にいてチームバランスは今期も変わらなかったはずなんですが、しかしそれでも不振に陥ってしまうあたりは、いわゆる「勝者のメンタリティ」が足りていないのかなとは思います。タイトルを獲った経験のある選手が少ないのが主な原因かと。その意味も含めて、今期のナビスコ杯は是が非でも獲りたかったと思うのですが…

 来期に向けては、育てた若手を他のチームに取られないことがまず重要ですね。監督は続投という報道が出ていますから、戦術の継続・理解も問題なし。来期は五輪もユースW杯もないから、代表に選手を取られる回数も減るはず。
 あとは優勝経験のあるベテランを一人くらいどこからか獲得できれば、そして、もしできれば今期の天皇杯で優勝して、勝利経験を積み重ねた上で来期に臨みたいところでしょうね。
 来期はチーム関係者全員にとって、勝負の年になると思います。

6位 FC東京
 シーズン序盤から昨期の12位を上回る順位をキープし続けて、一時は2位まで上がるなど、成績だけをみると安定感を見せたFC東京。しかし、一試合毎の成績や内容を見ると大勝した後にコロッと負けたりすることが多く、終盤にも首位の鹿島に快勝したかと思えば残留争い中の千葉に逆転負けを食らったりと、結果的に波乱のJ1を脇から演出する立場に回ってしまいました。
 2005年以降、原監督→ガーロ監督(倉又監督)→原監督と、3年間に渡ってフロントの強化方針がブレたため成績は低空飛行を続けていましたが、今期就任した城福監督によってなんとか安定を取り戻したことで、関係者全員がホッとしていることでしょう。

 今期、一試合ごとに調子の波が激しかった原因としては、まだ経験の少ない若手が多いため一旦試合の流れを手放してしまうと我慢しきれないこと、中央のポジションがベテラン揃いのため終盤に失点が多いこと、城福監督が相手チームに応じてその強みを消す采配を好むためかハマらなかった時には負けてしまう、という印象でした。

 特に攻撃陣とサイドは若さと勢いが非常に目立っていて、赤嶺、長友、徳永らの調子によって成績が上下していた感じです。
 中央のポジションであるボランチとCBで、一番若いレギュラーは今野で25歳、茂庭が27歳、あとはほとんど30歳以上ですから。疲れが見えてくる試合終盤は脆くなります。
 サイドにベテランの交代要員がいれば、後半に流れを変えたい時や落ち着かせたい時などに重宝したと思うのですが、残念ながらそこまで選手層は厚くなかった模様。千葉から羽生を獲得していましたが、SBができる選手ではないですからね。

 来期に向けては、まずカボレと赤嶺のFW二人を必ず引き留めること。二人で23得点ですから、どちらかが欠けると厳しくなるでしょう。
 そして若手のボランチとCBを育てるか、獲得してくること。浅利、佐原、藤山、金沢とこのポジションに30歳以上の選手が多すぎで、若手がほとんど育っていません。今野ももう中堅と呼ばれる年齢だし。シーズンオフに何らかの手を打たないと、磐田のように世代交代に失敗した時のダメージが大きいポジションですから。何故、伊野波を放出してしまったのか未だに謎なんですよね…(鹿島サポとしては非常に有難かったわけですけど)
 
7位 浦和
 昨期手からこぼれ落ちたリーグ優勝、そしてACL連覇を狙ってシーズンオフから積極的な選手補強を行った浦和。しかし何故かワシントンと小野を放出。獲得した高原と梅崎はチームにフィットしないまま、三都主は怪我続きで15分しか出場できず。
 その上、シーズン序盤にオジェック監督と選手間との確執が表面化した際に、監督との話し合いもほとんど無しになかば一方的に解任。後任にエンゲルスコーチを昇格させて一時は持ち直したものの、起用されない一部選手の造反を誘発させてしまい、終盤にチームは空中分解という有様になってしまいました。その結果が7位、ACL準決勝敗退、ナビスコ杯予選リーグ最下位、天皇杯5回戦敗退という惨状。
 フロントの調査能力と現場との意思疎通能力に疑問符を付けざるを得ません。

 今期の補強は攻撃陣がほとんどで守備に手を入れなかったからこそ、7位で持ちこたえられたと言えると思います。闘莉王、阿部、坪井、鈴木啓太など日本代表でお馴染みの面々に加え、平川、相馬、細貝と人材はたっぷり。個人能力だけでもなんとかなってしまいそうです。
 しかし、組織が伴わなければJ1では戦えないことを自ら証明する結果に。昨期はリーグ最小の28失点を誇ったチームが、今期は42失点。選手はまったく変わっていませんが、エンゲルス監督が選手達が臨む攻撃的な布陣を取り入れるようになった中盤以降、守備の粘りが失われていきます。そして、最終節にはJ2降格年を思わせる6失点の大敗。
 フロントの失策が現場に悪影響を及ぼした好例と言えるでしょう。

 来期に向けては、まずフロントが監督候補やコーチ陣、そして選手達と誠意を込めて話し合いをするところからやり直さないといけません。監督を決めて(エンゲルス監督は解任決定済)、来期の目標設定と現場へのサポートを確約した上で、選手達に監督の方針に従うことを約束させた上で契約する必要があります。サッカーをある程度知っている人ならば当たり前のことだと思うでしょうが、今期の浦和はそれすらできていなかったのですから。
 やっぱり車会社が親会社だと(ry
 もし同じ過ちを繰り返すようだと、再びJ2降格という悪夢が甦ることになるでしょう。

8位 G大阪
 日本内だとビッグクラブ、世界基準だとプロビンチャーレという感が強いG大阪の補強方針。シーズンオフにシジクレイ、マグノ・アウベス、家長ら主力級を放出して、ルーカスを獲得。シーズン中にもバレー、水本を放出、と選手を買っては、結果と経験を積ませた後に惜しげもなく売る。それでいて、チームの軸である遠藤や二川らは絶対に出さないという方針を貫いています。
 ※プロビンチャーレ=選手を育成してビッグクラブに売る中小規模チームのこと

 今期はマグノ・アウベスとバレーが抜けたことと、播戸の怪我が大きく響いてリーグでは46得点にとどまりました。2006年は80得点、2007年は71得点ですから約6割減です。それでいて失点はあまり変わらないですから、8位という順位も肯けます。
 逆に得失点差が-3ながら、一桁順位に留まったという結果が驚きで、いかにリードした後の試合運びが上手いかを物語っていると思いますね(しかし先制されると脆いことは優勝予想のエントリーで書いた通り)。遠藤や二川が絶対に放出されない理由がこれでしょう。

 リーグでは冴えませんでしたが、ACL優勝という大きな目標を達成したことは非常に大きな意味を持つでしょう。準々決勝に入ってからは明らかにリーグは捨てていました。今期の選手層から二兎を追うことは不可能と判断を下すことができ、チーム一丸となって目標に進んでいき、そして見事に目標を達成したことは、チーム関係者全員が大きな自信と貴重な経験を得たはずです。
 そして来期のACL出場権を得るために、天皇杯優勝を目指していることでしょう。天皇杯のG大阪には要注目です。

 FC東京と同様に、中央のポジションがここ数年決まっていて、それがFC東京とは逆にチームの安定板として機能しています。が、西野監督が安定感のある選手を多用することで若手の定着が阻害されている面もあります。家長と水本は典型的な例ですね。それが故に、若さによる勢いに欠けてしまって、FWに爆発力が無くなった時に勢いを補えないという欠点が露呈した今期でした。
 フロントの補強方針と西野監督の戦術・采配と選手への戦術浸透が、今のところは一貫したいい流れを作っていて、FWとサイドにいい補強ができれば成績が付いてくる状態になっています。しかし、中核選手の能力が衰えた時にどうなるか。また磐田を引き合いに出してしまうのですが、世代交代に失敗した時のダメージは長く深く残ります。そろそろ次の一手を打っておかないと、5年後には中位辺りでウロウロしているかもしれません。

9位 横浜M
 磐田の黄金時代にチームを率いた桑原監督を迎え、世代交代を図りつつ2004年以来のタイトル奪取に向けた今期。序盤の滑り出しこそ好調だったものの怪我人が多く、中盤の10節から得点力不足に陥り18節までで2分7敗、うち6試合で1点差負けで16位まで順位を落としてしまい桑原監督は解任。
 後を引き継いだ木村監督になってもなかなか得点力不足は解決しませんでしたが、終盤の柏戦で久しぶりに3得点を決めてから復活しはじめ、最後は3連勝、11得点1失点と調子を上げながらシーズンを終えました。
 32失点は大分、鹿島に次ぐ3位。3失点したのは1試合だけと、シーズンを通じて堅い守備があればこそ、9位まで上がってこられたのだと思います。しかし、横浜Mはもともと守備には定評のあるチーム(2007年35失点、2006年43失点)で、守備陣の入れ替わりもほとんどありませんでした。それを考えると今期も上積み無しだった、とも言えます。

 チーム得点王(7得点)は、ベテランの大島と左SBの小宮山。この事実だけでも如何に得点力不足が深刻だったかを伺わせます。
 獲得したFWロニーが期待外れの上、シーズン中に退団したこと。坂田、水沼、山瀬幸宏といった期待の若手が全くといっていいほど伸びなかったこと。ボランチの位置から試合を組み立てられる選手がいないため、トップ下の山瀬功治が封じられると打開策がほとんど無くなってしまうこと。などが原因として上げられるでしょうか。(山瀬功治が怪我で欠場するようになって得点力が復活したのは皮肉としか…)

 得点力不足を解消するには若手の成長を待つだけでなく、既にJリーグで結果を出しているFWを獲得すること、中盤の基点となる選手を獲得すること、セットプレーの精度を上げることなどが考えられます。
 さて、横浜Mのフロントはどんな方針でシーズンオフに臨むのでしょうか。来期に向けては、既に木村監督が留任すること、大島を放出することが決定しているようです。中盤とDFラインはほぼそのままで、更にFWの世代交代をという意図だと思うのですが、なんというか他人事ながら不安な動きです。
 クラブの施設費だけでも他より負担が大きい上に、親会社の日産は世界恐慌の前から不振が続いていてサッカーにかけられる金は限られるはず。フロントの方針が一貫してるとは言っても、ここまで消極的な方向だとねぇ…
 やっぱり車会社が親会社だと(ry



次は、順位表の下半分の更に半分。
10位 神戸
11位 柏
12位 大宮
13位 新潟
14位 京都
の予定。
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2008年12月09日

2008 J1各チーム短評(1)

シーズンのまとめとして、1年を通した各チームの短評をしたためておこうという試み。
昨年の今頃のエントリーを見直して、広島と京都に関して結構いい感じの将来予測を書いていたことが分かったからでもあります。まとめておけば、忘れた頃に記憶を掘り起こすキッカケにできますし。

というわけで、徒然と赴くままに書き留めてみます。

優勝 鹿島
 確か、昨期の終盤から守備、特にDFラインの補強が必須と繰り返し書いていた覚えがあります。CBについては、伊野波という若く伸びしろのある選手を獲得できたため、層が厚くなりシーズンを通して安定してました。反面、SBは左右ともに補強ができず、左の新井場は怪我もなく出場停止以外はフル出場できましたが、右の内田が二度怪我で戦列を離れ、その時のチーム成績は明らかに下降線を辿っていました。

 逆に、SB以外の選手層はかなり厚くなっていたために、優勝に漕ぎ着けることができたと言えると思います。特に、シーズンオフでも柳沢の放出と、小笠原と中田浩二が怪我で抜けたあと。昨期活躍したマルキーニョスが引き続きいい仕事をしたし、田代の調子が落ちても興梠が出てきましたしFWはしばらく安泰、中盤は中堅どころの本山と野沢と青木を中心に、中後、増田らの若手の台頭、ダニーロ、マルシーニョら外国人選手の安定感が光りました。
 世代交代を進めつつも、層を厚くするという難行をやってのけたのは称賛に値すると思います。このあたりはフロントと現場のビジョンが一致してブレなかった現れでしょう。
 ただ、AFCをはじめとする国内外のカップ戦まで戦う余裕はありませんでしたね。

 そしてなんと言ってもオリベイラ監督の手腕。選手のモチベーション管理、若手の育成・起用方、選手交代の妙、などなど非の打ち所がない采配を披露してくれました。シーズン途中からは、負けたら監督じゃなくて起用された選手に責任がある、と信じてしまうほどw

 来期に向けては、まず監督を引き留めること。これは絶対。監督自身は「3連覇を狙う」と言っているようなので大丈夫だとは思いますが、何が起こるか分からないのがサッカーのシーズンオフですから。
 そしてSBの補強。もし現在の所属選手にSB適正を持つ選手がいるならいいんですが、そうでないなら獲得は必須でしょう。特に内田は、来期もかなり代表に呼ばれるでしょうし。今期は立て直せましたが、来期うまく立て直せる保証はどこにもありませんからね。それに国内外のカップ戦を狙うとなると、各ポジションに一人ずつくらいそこそこの選手が欲しいところ。

 最後に一つ、フロントのサポーターに対する対応が甘すぎます。まるでイタリアのように特定のサポーター集団に甘い態度を取るせいで、勘違いした一部の馬鹿がつけあがり何度も暴力行為を繰り返しています。これを根絶しない限り、いつかとんでもないペナルティを食らうことになるでしょう。まだ死者が出てない今のうちに、毅然とした対応を切に願います。

2位 川崎
 シーズン途中に関塚監督を病気で欠くことになったわけですが、それが逆にチームのまとまりを生んだのではないかと思います。勝ち点60、得点65、失点42は、昨期とほぼ同じ(勝ち点54、得点66、失点48)で、順位は5位から2位へ。これだけ見ても監督交代の影響は無かったと言えます。
 その上、シーズン前にマギヌンを放出、昨期得点王のジュニーニョの不振(この二人だけで17得点分マイナス)があったにもかかわらずこの成績ですから。鄭大世の安定感、谷口の飛躍的な成長、そして選手全員が常にゴールを狙う意識付けがあればこそです。鹿島同様、フロントと現場のビジョンが一致していることが伺われます。

 ただ、攻撃の意識付けが強すぎるのか、守備力については今期もあまり改善が見られませんでした。何度か中継を見る機会がありましたが、点を取りに行こうとすると中盤のバランスが崩れてしまい、カウンターから失点したり、セットプレー時のマークミスから失点したり。
 中盤のバランスに関しては、中村憲剛と谷口という攻撃的なボランチが二人して上がってしまうことが多かったこと。セットプレーに関しては、守備戦術の甘さとその後のカウンター攻撃に気を取られているような面が見受けられました。そこが修正できれば、という感じでしょうか。
 0−2から逆転した試合を2試合も見ましたから、攻撃=悪と言うわけではないです。何事もバランスが大切ってことです。

 来期は関塚監督が休養から復帰することが決まったようですし、当面は補強の必要がないくらい陣容が厚いのも強み。チームの軸はしっかりとしているので、あとは5点でも失点を抑えることができれば来期は十分に優勝を狙えるでしょう。
 あ、ACLがあるから、補強は必須でしたね。特にボランチ二人が同時に欠けるなんていう最悪の場合を想定しておかないと、どこかでつまづいてしまうかも。

3位 名古屋
 ストイコビッチ監督就任。シーズンオフにこのニュースを聞いた時には、監督としての実績がほぼゼロだったため「また中位に沈むかw」と生暖かい目で眺めていたものでした。が、第1節を見て愕然。サイドを基点とした流動性たっぷりな攻撃と、堅く速い守備で相手を翻弄する姿はこれまでの名古屋とは一線を画していました。

 シーズン中盤に「いつもの名古屋かw」と思わせる不調期を迎えましたが、そこから立ち直って再び首位に立つなど完全に生まれ変わった姿を披露。終盤にマギヌンが怪我をしたために攻撃が機能しなくなり、鹿島に追い付くことは叶いませんでしたが、これまでの名古屋ではないことは十二分にアピールしました。無事にAFC出場権も獲れましたし、来期が勝負でしょう。

 さて、来期に向けてですが、早速チーム内得点王のヨンセンと契約しないとのニュースが。毎年のことですが、選手獲得は監督の意向とフロントの意向が一致しないんですよね。車メーカーが親会社のところは何故かどこもそんな感じなんですが、名古屋は特に顕著なのでその動向から目が離せません。
 11得点を上げた小川と攻撃の基点であるマギヌンを、きちんと引き留められるのか、4得点しか取れていないFW玉田をどうするのか、など特に攻撃陣に注目が集まります。
 守備陣に関しては、大分、鹿島に次ぐ失点35を記録するくらい安定していましたから、あまり補強の必要は無さそうに思えます。ACLを戦うためのバックアップ要員は勿論必要ですけど。
<追記 12/10 0:40>
って書いた直後に札幌からダヴィ獲得とのことw これは素直にいい補強だと思います。
フロントもストイコビッチ監督の意向(威光?)には従わざるを得ないのかな?w

4位 大分
 昨期14位、失点60。なんとか残留したチームが、今期は4位と大躍進。終盤に鹿島との直接対決で敗れ、優勝の望みは断たれましたが、これまで残留争いが常だったチーム状況と比べると雲泥の差です。
 これもひとえに、選手を育成しつつ戦うというフロントの方針が一貫していることと、それを実現できる人材を起用し続けたからに他ならないでしょう。若手の育成に定評のあるシャムスカ監督を招聘し、3年以上に渡ってチームを預けたからこその結果です。

 シーズンオフに攻撃の軸となっていた梅崎を放出、しかしJ2に落ちた広島からウェズレイを獲得することに成功し、主力に怪我が相次いだシーズン中に大きな穴が空くことを予防することができました。
 そして特筆すべきは守備、GK西川、CB森重、CB上本ら若手の著しい成長と、エジミウソン・ホベルトのボランチコンビによるしつこく徹底的なプレスは相手の攻撃陣を封じ込め、失点率0.70という驚異的な数字を残しました。シーズン終盤に怪我人が出なければ、3位以内も十分に狙えていたと思います。

 来期は、まさか大分のフロントがシャムスカ監督を手放すことはないだろうし、予算が潤沢で優勝が目標のチームではシャムスカ監督の能力は十分に発揮できないでしょうから、監督交代はないだろうという前提で話を進めます。
 G大阪から出場機会を求めて移籍してきた家長が定着するか、森島、金崎といった伸びつつある若手攻撃陣が更なる成長を見せるか、そして何よりも今期の原動力になった守備陣が引き抜かれないか、がチームの浮沈を握るんじゃないでしょうか。
 チームの方針として、移籍の話が来たら包み隠さず選手に伝えて、なるべく多くの選択肢を与えているようなので、もしかしたら守備陣をあっさり放出する可能性はあります。その場合は、攻撃に重点を置いた補強を行うのかもしれません。あ、いや、徹底した役割分担と意識の高い守備戦術の浸透が進んでいるようなので、一人二人抜けても問題ないと考えているかも。

 来期もまた優勝争いしていてもおかしくないと思う反面、降格争いをしていても驚かないなーという感じで見ています。



うはw予想外に文量が多くなってるw
成績やら詳細を調べながらだから時間もかかるし…
何回かに分けて書くことにします。次は、
5位 清水
6位 FC東京
7位 浦和
8位 G大阪
9位 横浜M
の予定。
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2008年12月08日

J1 第34節

土曜日は急遽飲み会で、鹿島の優勝を見届けてから出発。翌日曜日に、一人ワインで祝杯を挙げました。2日連続ででろれんと酔っぱらっていたせいで、旬を逃しつつの更新と相成ったわけで。

さて、今期のJリーグもこれで終了。
鹿島が順当に勝ったおかげで優勝争いには波乱はなかったのですが、降格争いが大変なことに。まさか1ヶ月前の予想が当たるとはねぇ。
チーム毎のまとめとかはまた明日。の予定。

札幌vs鹿島以外は、いつも通りJリーグタイムを見ての短評です。

札幌 0−1 鹿島
 序盤はホームで最終戦を迎えなんとか勝ち点を、という札幌が押し気味に進めます。が、20分を過ぎたあたりから慎重な立ち上がりをみせた鹿島が盛り返し始め、チャンスをいくつも作るようになります。
 35分、野沢がFWの動きを囮にしつつ中央へ横のドリブル、シュートコースを塞がれる前に鋭く右足を振り抜くと、ボールはゴール左隅に突き刺さりました。昨期同様、野沢が重要な試合でゴールを決めて優勝に向けて大きく一歩進みます。

 その後の札幌は、点を取らないといけないにもかかわらず、後ろからの押し上げと前線からのプレスがまったくかからない消極的な試合運び。後半に入っても展開は変わらず、鹿島は悠々とDFラインでボールを回して時計を進めることができました。
 55分に札幌が選手交代のカードを切って、ようやく鹿島がボールキープする時間が短くなりましたが、今度はやや前掛かりになり過ぎな前線と押し上げきれないDFラインとの間が空くようになり、鹿島に何度もカウンターから決定的な場面を作られてしまいます。マルキーニョスの調子が良ければ早々にトドメを刺されていたかもしれません。

 80分を過ぎてもゴールの数は変わらないまま。交代枠を使い切った札幌はどんどん攻めますが、鹿島はチーム全体が落ち着いて対処。カウンターに入っても相手コーナー付近にボールを運んで、札幌にいい形で攻めさせないよう注意を払い、42分と44分には時間稼ぎの交代をするなど、「試合を閉じる」という意識が全員で統一されていました。
 そしてタイムアップ。0−1で勝利して勝ち点を63に伸ばし、2008年J1リーグの優勝を決めました。昨期は、浦和がシーズン終盤に大失速した末の棚ぼた的優勝でしたが、今期は前節までの33節中17節で首位に立ち、終盤は28節以降首位を明け渡すことなく優勝を決めました。往年の力が戻ったと言い切っていい、見事な優勝でした。

大分 0−0 名古屋
 大分は、3点差をつけて勝てばAFC出場権を得る3位以内の可能性がある4位。いつも通りの堅い守備からカウンターを仕掛けて名古屋ゴールに迫りますが、どうしても得点が奪えません。結局、スコアレスドローで4位のままとなりました。
 名古屋は、勝てば鹿島の結果次第で逆転優勝が狙える2位。いつも通りマギヌンを中心にしたサイドからの攻めを見せますが、どうしても大分の守備をこじ開けることができません。結局、スコアレスドローで川崎に抜かれ3位となりました。

東京V 0−2 川崎
 最終節の大波乱劇場、その1。
 東京Vは、引き分け以上なら千葉の結果にかかわらず自動降格なしはほぼ決定という16位。序盤から動きの堅い川崎相手になんとか無失点で時計を進めていきます。しかし、26分に福西がセットプレーのこぼれ球をPA内でクリアする際に、後ろから来た相手選手に対して故意に腕を当て(腹部へのバックブローのような感じ)、PK+一発退場。このPKはジュニーニョが外してくれましたが、川崎相手に10人では守りきれるはずもなく、64分に先制を許してしまいます。ロスタイムにトドメとなる2失点目を喫し万事休す。
 川崎は、大量得点で勝たなければ逆転優勝はないという3位。それがプレッシャーになったのか、2試合連続4−0と好調だった前節までとは打って変わって硬いプレーに終始。チャンスを作っても決めることができません。東京Vが10人になってもなかなかゴールをこじ開けることができず、先取点は64分まで待たなければいけませんでした。その後も追加点を奪うことができず、ロスタイムになんとか1点を取るのがやっと。それでも名古屋を抜いて2位でシーズンを終えることになりました。

磐田 0−1 大宮
 磐田は勝てば残留が決まる15位。とはいえ、やはり失点を恐れて慎重に試合を進め、他会場の経過を見ながら対処していこうという感じ。後半途中まで千葉も東京Vも負けていたので、磐田は負けても残留決定でしたが、75分に先制され、千葉がその後逆転すると状況は一変。引き分ければ千葉と勝ち点で並び、得失点差で上回る磐田が15位をキープできるはずでしたが……攻撃の駒不足、そしてオフト監督の攻撃戦術のアイディアの無さが祟って、交代枠を一つ残したまま0−1の敗戦。なんと千葉に抜かれ、16位となってJ2仙台との入れ替え戦に臨むことになりました。
 大宮は例え負けても、入れ替え戦までしか落ちない13位。終盤になってようやく安定感を取り戻した守備が、最終戦でも機能して磐田の攻撃を封じます。攻撃は相変わらずイマイチではありますが、75分に小林大悟が貴重な先制点を上げると、その後は磐田の攻撃を凌いで勝利。順位を一つ上げて12位でシーズンを終えました。

千葉 4−2 FC東京
 最終節の大波乱劇場、その2。
 17位と自動降格圏に位置する千葉は、この試合に勝った上で磐田と東京Vの結果待ちという立場。終盤に入ってからの守備崩壊がまたも出てしまい、39分、53分とハーフタイムを挟んで2失点。これで終わりだろうな……と誰もが思う中、56分に新居、63分に谷澤が交代で入ると、試合の流れが一変します。74分、新居のシュートがGKの手に弾かれながらゴールに飛び込むと、今度はFC東京の守備が崩壊。77分に谷澤が同点とし、80分には今野がPKを与えてしまい、これをレイナウドがきっちりと決めて逆転。わずか6分で試合をひっくり返し、この時点で順位を15位に上げることに成功します。その4分後には、またも谷澤が駄目押しとなる4点目を決めて、この試合の勝利を揺るぎないものに。そして、東京Vと磐田が負けた瞬間、残留となる15位へのジャンプアップが決まりました。
 FC東京は奇跡が起これば、3位以内にジャンプアップするかもという5位。このところの好調そのままに、序盤から試合を優位に進めて前半のうちに先制、後半も立ち上がりに追加点と理想的な展開。しかし、これで気が緩んでしまったのか、それとも残留に執念を燃やす千葉の勢いに押されたのか、74分からの10分間でなんと4失点を喫するという信じられない状態に。順位を一つ落とし、6位でシーズンを終えることとなりました。

新潟 3−2 G大阪
 ここからは、優勝も降格も関係ない試合。
 新潟は、2−0とした後に追い付かれましたが、試合終了間際に勝ち越して最終戦を白星で終えました。しかも25節ぶりの3得点。G大阪に勝ちきってシーズンを終えたことは自信になるかも。順位は13位。
 G大阪は、クラブW杯と天皇杯に目標を据えているためか、このところリーグ戦は淡泊な感じ。ここ5試合で11失点という守備の脆さが出て、一時は追い付きながら3失点での敗戦。まあ、怪我人を出したくないだろうし、コンディションも崩したくないでしょうからねぇ。最終順位は8位でした。

京都 1−3 清水
 既に残留を決めた京都は、やはり気の緩みを見せて37分と38分に連続失点。終始試合の流れを握られたまま80分にも失点。最後に柳沢が一矢を報いますが、まあ仕方のない敗戦というところでしょうか。結局14位に順位を落としてシーズン終了。
 清水は天皇杯に向けていい準備をしているなぁ、という内容で最終戦を勝利で飾りました。早々に優勝戦線から脱落しながら最終順位は5位まで上げてきました。長谷川監督の続投も決まったようですし、来期こそはという思いでしょう。

神戸 0−2 柏
 神戸は松田監督の続投が決まったはずが、最終節直前に電撃退任決定。今期、要所要所で上位陣を苦しめてきた堅くて速いカウンターサッカーは、更なる完成を見ずに終わることになりました。チーム内に走った動揺も大きかったようで、いいところ無く敗戦、10位で終了。
 柏は、フランサが怪我で抜けて李が戻ってきたことで、前線からのプレスが復活しつつあるようです。いや、最終節ですけどね。しかし、石崎監督の有終の美を飾ることができました。最終順位は11位。

浦和 1−6 横浜M
 浦和は、今期のフロント、監督・コーチ陣、選手達のゴタゴタを集大成したような大惨敗を喫してシーズンを終えました。もはやチームとして機能しないところまで壊れてしまったようですね。まあそれもこれもシーズン序盤に、選手達がオジェック監督への批判を強め、フロントがそれに応える形で監督を解任したのが原因ですから、自業自得以外の何物でもないです。31節には2位だったにも関わらず、3連敗で最終順位は7位。目も当てられないとはこの事ですね。
 横浜Mは、もはや組織だったサッカーをできない浦和を、簡単に、そして徹底的に料理。今期最初で最後の6得点と、遅まきながら攻撃陣が爆発して楽勝と相成りました。最終順位は9位、シーズン中盤には16位まで順位を落としていたことから考えると、上出来でしょう。
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2008年12月01日

J1 第33節(日曜分)

今日3試合が行われて、全チーム残り1試合になりました。

名古屋 3−1 札幌
FC東京 1−0 新潟
大宮 1−1 京都

名古屋が順当に勝ち点を伸ばし2位へ。鹿島との勝ち点差は2です。
中継見てましたけど、15分までにぽんぽ〜んと名古屋が2点取って大勢決した感じでした。好調時の攻撃力が戻ってきてますね、名古屋は。ただ、1点差になってから守備が浮き足立ったのが懸念材料。札幌相手だから追い付かれなかったものの、他のチームだったらどうなっていたことやら。

逆に札幌は、シーズン前の練習試合か?と思うほど攻守において連携が取れておらず、よく2失点で90分もったもんだと逆に感心。まあ、名古屋がチャンスをことごとくフイにしたのが一番大きいんですが。しかもロスタイムに駄目押しを決められましたが。唯一の得点は、ダヴィがしつこく相手DFにプレッシャーをかけつづけた結果、相手のミスを誘ったもの。ダヴィしか戦っていなかった札幌でした。

FC東京は0−0で迎えた83分に赤嶺がゴールを決めて競り勝ち、ACL出場権が得られる3位以内に入る可能性を残しました(勝ち点55 5位)。
新潟はもう少しでスコアレスドローまで持ち込めたのですが、惜しくも敗戦。勝ち点39の14位。

大宮は先制したものの追い付かれてドロー。貴重な勝ち点1を手にしました。勝ち点40の13位。
京都は後半に林丈統のゴールで追い付いて引き分け、勝ち点を41に伸ばし残留を決めました。


【優勝の可能性がある3位までの順位表】
1.鹿島  勝ち点60 得失点差+25 得点55
2.名古屋 勝ち点58 得失点差+13 得点48
3.川崎  勝ち点57 得失点差+21 得点63

【降格の可能性がある13位〜17位の順位表】
13.大宮  勝ち点40 得失点差-10 得点35
14.新潟  勝ち点39 得失点差-15 得点29
15.磐田  勝ち点37 得失点差-7 得点40
16.東京V 勝ち点37 得失点差-10 得点38
17.千葉  勝ち点35 得失点差-19 得点32


優勝については昨日書いたので割愛。
降格争いですが、大宮だけが今節勝ち点を伸ばしましたが、他4チームは全て負けたため勝ち点も順位も変わりません。

さて、下から見ていきます。
自動降格圏の17位にいる千葉は、最終節FC東京との対戦になります。ここで勝って勝ち点3を得ない限り降格決定になるのは昨日の短評で書いた通り。ACL出場権を得るためには勝つしかないFC東京ですから、序盤から攻勢を強めてくるでしょう。守備が崩壊気味の上、DFボスナーを出場停止で欠く千葉に、その勢いを止めることができるのか? それが無理な場合は、派手な打ち合いに持ち込むしかないでしょうね。まさに土壇場。

プレイオフ圏の16位にいる東京Vは、最終節になんと絶賛優勝争い中の川崎と当たることに。逆転優勝を狙うには大量得点が必要な川崎は、これまた序盤から猛攻を仕掛けてくるでしょうし、いくら点を取っても攻撃の手を緩めないでしょう。失点までの時間をできるだけ遅らせて、川崎に焦りが見え始めたらカウンターで仕留める以外手はなさそうに思えます。
3点差をつけて勝てば、磐田が勝っても得失点差で上回って順位を上げられる可能性がありますが、それはさすがに画餅でしょう。現実的には引き分けでもいいから勝ち点をもぎ取ることが目標になると思います。
負けた場合は、16位以下が確定します。千葉が勝てば17位に落ちることに。

15位の磐田ですが、東京Vと同勝ち点、得失点差でわずかに上回ってこの順位にいます。そして最終節の相手は大宮。この直接対決で勝利することが出来れば、残留はほぼ間違いありません。引き分けでも、まあ、東京Vと千葉の状況を考えれば残留は濃厚だと思いますが。
今節同様、茶野を出場停止で欠いていますが、鹿島戦と同じ守備ができればそうそう失点しないでしょう。ただし、大宮のセットプレーには要注意。
負けても、東京Vと千葉がどちらも勝つ可能性は極少ですから17位までは落ちないでしょう。もしかしたら負けても残留するかもしれません。

14位の新潟は、最終節G大阪との対戦。勝てば文句なしで残留ですが、引き分けでもまあ大丈夫でしょう。負けたとしても、磐田と東京Vがどちらも勝った場合のみ16位まで下がるんで、もしそうなったら逆に奇跡。
新潟はDF千葉が、G大阪はSB加地とFW山崎が出場停止。替えがきく選手がいるG大阪の方が有利そうです。新潟の守備がどこまで粘れるか、そしてワンチャンスをものにできるかが焦点になりそうです。

13位大宮は、磐田との直接対決。引き分け以上なら文句なし残留決定、負けても新潟と東京Vがどちらも勝たない限りは残留決定。かなり楽な条件です。
今節に引き続きレアンドロが出場停止ですが、磐田相手に引き分けるには問題ない程度の戦力減でしょう。試合展開は守り合い、中盤でのつぶし合いになると思いますが、得意のセットプレーで得点が取れれば俄然有利になると思います。


一ヶ月前に予想した時には、磐田と東京Vが落ちると思ってたんだけど。
実際には千葉が守備崩壊、東京Vは組織力ガタ落ち(これは予想通り)、磐田はオフト監督の元で守備だけは再構築できて、勝ち点を絞り取ってきた結果が今の順位ってとこですかね。

ん〜、この分だと千葉が落ちますかねぇ。東京Vはプレイオフに回ったら負けるんじゃないかな。
posted by plop at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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